味の素新商品「SIIDA®」で贈る新しいだしの体験とは？

味の素株式会社が新登場した「SIIDA®」は、かつお節の製法や燻し方にこだわった、新しいだしの体験を提供する製品です。この商品は2024年11月20日から、同社のD2Cサイト「AJI MALL」限定で販売される予定です。

近年、食の嗜好が多様化し、特に若い世代において日本食を代表する「だし」に対する理解が薄れてきた傾向が見受けられます。しかし、かつお節の製造過程や職人の想いを知ることで、若者たちがだし文化の魅力に興味を持つことができるということが、当社の調査からも明らかになりました。これを受けて、「ほんだし®」でお馴染みの味の素は、新たなアプローチで若年層にもだし文化の魅力を伝える機会を生み出そうとしています。

「SIIDA®」のブランド名には、だしの常識を覆し、未知の魅力を追求するという強い思いが込められています。実際、この製品は選び抜かれたかつおと薪を使い、職人の手仕事によって燻し分けられた3種類のだしパックが特徴的です。これにより、豊かな味わいを体験し、だしの奥深さを知ることができます。

この新商品には、以下の3つのバリエーションがあります。

1. 焚(HUN)：長時間じっくりと燻製されたかつお節を使い、力強い風味とコク、酸味のバランスが取れた味わい。

2. 燻(KUN)：新たな焙乾装置で燻された荒節を使用し、スモーキーで芳醇な個性あふれる風味。

3. 酵(KOU)：黴づけを繰り返して発酵・熟成させた本枯れ節を使用し、甘くまろやかな味わいが特徴。

このように、味の素は他社製品よりも約4倍のかつお節を使用し、濃厚な味わいのだしを実現しています。調理時には他の調味料を加えずとも十分楽しめる力強いだしであり、多彩なメニューに対応できるのが魅力です。おすすめするメニューには、だしうどん、だし茶漬け、だししゃぶ、そしてだし割日本酒などがあります。

また、使い方も簡単で、水400mlを沸騰させ、「SIIDA®」のだしパック1袋を加え、弱火で3分間煮出すだけで完成します。これにより簡単にだしの本来の風味を楽しむことができるのです。

味の素は「SIIDA®」を通じて和風だしの魅力を広げ、日本の食文化を豊かにし、持続可能な形で後世に継承していくことで、人や社会、地球に貢献していくことを目指しています。2025年度にはこの商品の売上目標を約1千2百万円と設定しています。

この製品は、厳選された原材料と職人の技術を活用し、今までになかった食体験を実現しようとしています。味の素グループは、アミノサイエンスを通じて、“Eat Well, Live Well.”というスローガンのもと、さらなる成長を遂げることを目指しています。