写真で室蘭発見
2016-11-14 11:00:06
室蘭の魅力を写真で再発見する新たな挑戦「撮りフェス」
鉄の町「室蘭」が見せる新たな挑戦
室蘭市がこのたび開催した「撮りフェス in 室蘭」は、単なるフォトコンテストに留まらず、地域振興に向けた新たな試みとして注目を集めています。このイベントは、24時間という時間制限の中で、市民や写真愛好家が室蘭の魅力を発掘し、それを写真という形で表現するという目的に基づいています。日々の暮らしの中で見過ごしがちな景色や、普段は立ち入ることのできないスポットを含め、室蘭ならではの風景を捉えることができる貴重な機会となりました。
フォトコンテストの概要
「撮りフェス in 室蘭」は、幻想的な工場夜景と壮大な自然景観が共存するこの町の特徴を活かし、市が誇る「日本一のフォトジェニックシティ」としての一面を引き立てることを目的としたイベントです。この試みに参加したのは、全国各地からやってきた約200名の写真愛好家たちで、5歳から78歳までの幅広い年齢層が集まりました。参加者は町中を自由に散策し、思い思いの視点で室蘭の魅力を写真に収めていきました。
特別な体験を提供
今回のコンテストでは、普段は一般市民が立ち入ることができない特別なスポットの開放も行われました。たとえば、海上からのクルージングや、普段は見ることができない歴史的建造物のライトアップなど、多様な体験を通じて参加者たちは室蘭を深く知り、新たな魅力を発見することができました。地域活動家と連携し、町をあげての地方創生プロジェクトとしての側面も強調されました。
応募作品の審査
コンテストで集まった応募作品は、9月19日から10月10日までの間、旧室蘭駅舎で「撮りフェス 写真展」として一般公開されました。この展示訪問者による投票の結果も踏まえ、公式ソーシャルメディアでの「いいね!」の数も考慮され、受賞作品が決定しました。また、10月下旬には日本を代表するアートディレクターやカメラマンによる特別審査会が開催され、特に優れた作品に対して賞が贈呈されました。
受賞作品の紹介
大賞には、平出美穂さんの作品が選ばれました。この作品は、室蘭の独特な地形と美しい夕焼けが印象的に描かれており、審査員から「殺風景ではなく、心に残る物語を感じる」と高く評価されました。また、準大賞には石田直哉さんとサフワン サユティさんが受賞し、それぞれの作品が室蘭の景観を別の視点で表現していました。パブリック賞は森大輔さんが受賞し、煌びやかな夜景が多くの人々に愛されたことが証明されました。
今後の期待
初めての試みであった「撮りフェス in 室蘭」は、多くの参加者と評価の高い作品を生み出し、地域振興の可能性を大いに示しました。このイベントが毎年の恒例行事となり、さらなる発展を遂げていくことが期待されます。参加者たちが室蘭を訪れ、多様な視点でこの町を捉え続けることで、地域の魅力がさらに広がり、愛される町としての地位が確立されることを願っています。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人室蘭観光協会
- 住所
- 北海道室蘭市海岸町1-5-1
- 電話番号
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