CBTソリューションズ、IBT試験の不正防止を強化する新システムを導入

IBT試験の公正性を担保するための新たな取り組み

株式会社CBTソリューションズが2026年2月から導入する「Safe Exam Browser（以下SEB）」は、IBT（Internet Based Testing）試験における不正行為を防ぐための専用ブラウザです。この新たな取り組みにより、自宅で受験する際のセキュリティが一層強化されることが期待されています。

IBT試験の普及と不正の課題

IBT試験は、インターネット環境さえあればどこでも受験可能という利便性が顕著です。しかし、その高い利便性には、不正行為を行うリスクが伴います。特に資格認定や検定試験など、より高い公平性や公正性が求められる場面では、受験者の行動を厳格に管理することが難しいという課題がありました。

そこで、CBTソリューションズが提供するSEBは、この問題を解決するための画期的な手段として注目されています。SEBを導入することで、受験者は特定のブラウザを使用することが求められ、試験中の操作が厳しく制限されるため、不正行為が行いづらくなります。これにより、試験の公平性と公正性を高めることができるのです。

Safe Exam Browserの主な機能

1. 厳格な操作制限

SEBは受験者が試験を行う際に必要不可欠なツールとして機能します。受験者はこの専用ブラウザを事前にインストールし、試験を開始する際にその使用が強制されます。試験中は、受験画面以外にはアクセスできず、他のWebブラウザやアプリケーション、さらには印刷機能やスクリーンショットといった機能もすべてロックされます。これによって、マルチディスプレイを利用することも不可能になり、受験者は試験に専念できるようになります。

2. 不正行為の防止

SEBを使うことで、画面切り替えやWeb検索、AIツールやチャット機能の利用が無効化されます。これにより、デジタル技術を利用したカンニング行為のリスクが著しく削減され、公正な試験運営が実現します。主催者側も、受験者による不正行為の懸念を大幅に軽減できるのです。

3. 簡易な導入プロセス

受験者が行う作業はSEBのインストールのみであり、特別な設定は必要ありません。これにより、受験者には新たな負荷がかからず、効果的な不正対策を行うことが可能になります。

今後の展望

CBTソリューションズは、2026年2月からのSEBの導入を予定しており、現行のIBT試験を行っている主催者や新たにIBT試験を導入したいと考えるお客様に利用してもらう計画です。これにより、試験の公正性が一層向上し、受験者や試験主催者より高い信頼を得ることが期待されます。

私たちの目標は、利便性とセキュリティを両立させた質の高い試験環境を提供することです。これからも教育業界の発展に貢献していく所存です。ぜひ、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。