子どもの不登校に悩む保護者のための講演会開催へ！

子どもの不登校に悩む保護者に向けた講演会開催！

不登校は近年、多くの家庭が直面している問題です。文部科学省が発表したデータによると、2024年時点で全国の不登校の小中学生の数は34万人を超えています。11年連続で増加傾向にあり、その背景にはさまざまな要因があると言われています。特に、子ども自身がSOSを発信することが難しい環境では、保護者が適切に支援するための知識や情報が必要です。

このような時代だからこそ、NPO法人キーデザインは、2025年3月22日(土)に「あなたはひとりじゃない不登校経験者による講演会」を開催することとなりました。このイベントは、子どもが不登校の保護者を対象に開催されています。

開催概要

日時・場所

- 日付: 2025年3月22日（土） 14:00-18:00

- 第一部: 14:00-16:45
- 第二部: 17:00-18:00

- 会場: とちぎ青少年センターアミークス（栃木県宇都宮市駒生１丁目１−６）

参加費

- 無料（事前申し込みが必要）

この講演会は二部構成でなっており、第一部では不登校経験者の野澤こなつさんと不登校専門家の土橋優平さんによる講演が行われます。野澤さんは小学2年生から中学3年生の間に不登校を経験し、フリースクールでの活動を経て今に至る経緯を語ります。土橋さんは300名以上の不登校の子どもたちへの支援経験を持ち、さまざまな形で親子を支える活動を展開しています。

第二部では、参加者同士の交流の場として「親の会」が設けられます。これにより、同じ悩みを持つ保護者同士が情報や体験を共有し合い、理解を深める機会が提供されます。

参加の意義

この講演会の開催背景には、2024年の文部科学省の発表による公式データがあります。54万人以上の小中学生が不登校になった現実を受け、特別な支援が必要であることが急務とされています。特に、専門家から直接アドバイスを受け、他の保護者とつながることで、孤立感が軽減されることは重要です。

親が適切なしつけや支援の方法を学ぶことで、子どもの不安を大きく和らげ、安心して生活を送ることができる環境を整える助けとなります。今回の講演会を通じて、保護者が希望を見出し、つながりを持つ新たな一歩を踏み出せることを願っています。

講師紹介

野澤こなつさん（不登校経験者、フリースクールスタッフ）
2003年生まれの20歳。栃木県在住で中学3年生の時にフリースクールに通い、その後通信制高校へ進学。2021年からキーデザインにてフリースクールスタッフとして勤務。

土橋優平さん（不登校専門家、NPO法人キーデザイン代表理事）
宇都宮大学を中退後、2016年にNPO法人キーデザインを設立。現在までに300名以上の不登校の子どもたちと関わりを持ち、保護者への相談支援を中心に活動。