ロボット接客時代到来！Pepperが店舗のFAQを担当します

ロボット接客の新時代が到来

私たちの社会は急速に変化しており、特に接客業界においては深刻な人手不足が問題となっています。このような背景の中、株式会社ヘッドウォータースが新たに開発した「音声認識商品コンシェルジュ for SynApps」は、ロボット接客の新たな選択肢として注目されています。これは、店舗での取扱商品に特化したFAQ型アプリで、店舗のPepperロボットが商品情報に関するさまざまな質問に答えることができるのです。

背景と課題

日本は少子高齢化の進行に伴い、人口が減少しています。その結果、店舗の従業員数が不足し、一人当たりの負担が増加する傾向にあります。この状況は、特に接客業において顕著であり、生産性の向上が求められる中で適切な対応策が必要となっています。ヘッドウォータースの新しいアプリは、この課題を克服する一助となることを目指しています。

アプリの主な特徴

このロボットアプリは、次のような特長を備えています。

1. 商品に関するFAQ機能: 声で話しかけるだけで、特定の商品に関連する情報が提供されます。
2. 多様な質問パターンに対応:「スマホケース」と「スマートフォンケース」など、異なる呼称でも同じ情報を引き出せるように設計されています。
3. CMS機能の搭載: アプリはコンテンツ管理システム（CMS）を搭載しており、ユーザーは自身のPCを使って商品情報を簡単に更新できます。
4. 柔軟な情報提供: セール情報やオススメ品、商品陳列位置についても柔軟に対応可能です。
5. 簡単な商品データ管理: 商品データはCSV形式で一括登録でき、複数店舗や複数ロボットの管理もスムーズに行えます。

セミナーでの展示と今後の展開

このロボアプリは、2016年7月に東京で開催される「PepperWorld 2016 夏」にも展示される予定です。そこで多くの人々にその機能を直接体験してもらう機会が持たれることでしょう。

さらに、ヘッドウォータースは今後、PepperとMicrosoft Azure Cognitive Serviceを活用し、機械学習によってユーザーの行動を分析・予測し、企業がロボットを効果的に活用できる未来につながるアプリを提供していく方針です。