千葉県柏市とセキュリティ評価プラットフォーム「Assured」が、クラウドサービスの安全性を高めるために締結した包括連携協定が注目を集めています。この取り組みは、柏市がデジタル施策を安心して利用できる環境を提供することを目指しており、約1年半にわたる進行中のプロジェクトの成果が公開されました。
包括連携協定の背景
クラウドの活用は急速に広がっていますが、これに伴いセキュリティ面でのリスクも増大しています。そこで、協定を締結した背景には、統一的な基準に基づいた高品質なセキュリティ評価を実現する必要性があります。専門知識を持つ人材が不足している中で、Assuredのツールを利用し、クラウドサービスの有効性を評価することが求められました。
具体的な取り組み内容
柏市では、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するために、同市の情報セキュリティポリシーと約120の評価項目を照らし合わせてマッピングし、具体的な選定基準を策定しました。また、セキュリティ担当者間での判断のばらつきを解消するため、安定した評価品質を実現しつつ、作業工数を7割削減したことも大きな成果です。
インタビュー:柏市企画部の声
協定の重要な役割を担った柏市の田北さんと恩田さんは、この取り組みの意義を次のように語ります。「市民が安心してデジタルサービスを利用できるようにするためには、セキュリティが最も重要です。Assuredとの連携により、評価プロセスがスムーズになり、多くの労力を削減できました。」
このように、柏市の取り組みは、デジタル施策をより安全に、効率よく進めるためのモデルケースとなることが期待されています。
Assuredプラットフォームの役割
Assuredは、クラウドサービスの安全性の可視化を実現するプラットフォームであり、専門のセキュリティ評価チームが主要ガイドラインに基づいて調査を行います。その結果はデータベースに集約され、評価プロセスが効率化されます。これにより、企業は自社サービスの安全性を利用者に示すことができ、安心してクラウドを活用できる環境が整えられます。
未来への展望
柏市の取り組みが成功すれば、他の地域でも同様のモデルが広がり、全国的に安全なクラウド利用が進むことが期待されます。また、Visionalグループは、HR Techを中心にデジタルトランスフォーメーションを推進する企業であり、今後もさまざまな分野で新しい事業を展開することで、さらなる安全な社会の構築を目指します。
詳細についてはこちらからご覧ください:
Assured公式サイトおよび
Visional公式サイト。