国士舘大学ラグビー部と株式会社タイコーがスポンサー契約を締結
国士舘大学ラグビー部が新たに株式会社タイコーとスポンサー契約を結びました。この契約は、国士舘大学とラグビー部のビジョンに共感したOBたちの尽力によるもので、両者の新たな挑戦のスタートです。
スポンサー契約に至る背景
株式会社タイコーは、今年で創業30年を迎える給・排水設備の専門企業で、国士舘大学ラグビー部の優秀なOBたちが在籍しています。彼らの存在が、契約の大きなきっかけとなりました。国士舘大学は「世のため、人のために尽くせる人材を育成する」という教育理念を持ち、ラグビーを通じて他者への献身という価値観を推進しています。この姿勢に共感したタイコーは、スポーツと教育の融合を目指す決意を固め、スポンサー契約に至りました。
この契約はただの資金援助にとどまらず、両者の関係をさらに深め、大学スポーツ全体を牽引する新しい力となることを目指しています。日本版NCAAの創設が検討されている中、企業と地域社会との結びつきを強化し、ラグビーだけでなく、大学スポーツ全般の運営にも良い影響を与えると期待されています。
期待される取り組み
今回の契約を受け、国士舘大学ラグビー部は以下の三つの目標に取り組むことを表明しました。まず第一に、「学生の安心・安全を確保する」ために、環境を改善する取り組みを進めます。次に、「支援者やファン層の形成と発展」を目指し、活動内容を広く発信し、多くの方々とのコミュニケーションを図る意向です。最後に、「第三の目を持つ」ことで、部活動運営の公平性や均衡性を保つための多様な意見を検討し、実行に移していきます。
これらの取り組みが実を結び、大学スポーツ全体に良い影響を与えることが期待されています。
株式会社タイコーのコメント
契約締結に際し、株式会社タイコーの経営企画室長であり国士舘大学ラグビー部のOBでもある吉田将央氏は、企業としての役割とOBとしての立場を両立させることを強調しました。吉田氏は、「個々の力には限界があるが、それが集まり、協力することで大きな力となります。企業とラグビー部が共に価値を生み出し、このスポンサー契約を実りあるものにしたい」と語りました。
国士舘大学ラグビー部の概要
- - 設立: 1959年5月
- - グラウンド: 東京都多摩市永山7-3-1(多摩キャンパス内)
- - 監督: 古田仁志
- - 加盟団体: 関東大学リーグ戦2部(2017年度7位)
株式会社タイコーの概要
- - 設立: 1989年1月23日
- - 本社: 千葉県船橋市本町7-27-15 新船橋ビル
- - 事業内容: 給水・排水設備リニューアル
両者の関係が今後どのように発展していくのか、目が離せません。