依存症回復支援の功績が認められる!ジャパンマック福岡が「福岡県地域精神保健協議会長表彰」を受賞
福岡県福岡市の依存症回復支援施設「ジャパンマック福岡」が、地域精神保健事業への貢献が評価され、「福岡県地域精神保健協議会長表彰」を受賞しました。2023年11月6日、福岡市の「なみきスクエア」にて表彰式が行われました。
同施設は、2013年の開所以来、依存症からの回復支援を軸に、地域ニーズに応じた多岐にわたる活動に取り組んできました。事業内容は「相談・支援業」、「グループホームや就労支援などの障害者総合支援法に基づく福祉サービス」、「訪問看護」、そして「触法依存者のための依存症回復支援センターの開設」などです。さらに、家族向けの研修会や自助グループの育成、市民や専門職を対象とした研修・啓発活動にも積極的に取り組み、依存症からの回復支援において重要な役割を果たしています。
表彰式では、福岡県地域精神保健協議会の蓮澤浩明会長から「福岡県における精神保健事業の発展に積極的に尽くされ、その功績は誠に顕著であり他の模範となるもの」と称賛され、賞状が授与されました。
ジャパンマック福岡の取り組みは、依存症を抱える本人だけでなく、家族や地域社会全体を支える重要な役割を担っています。今後も、地域社会の精神保健の向上に貢献していくことが期待されます。
ジャパンマック福岡とは?
ジャパンマック福岡は、福岡県福岡市博多区にある、依存症の回復支援を行う生活訓練事業所です。就労支援事業所、就労継続支援事業所B型、カウンセリングルーム、訪問看護事業所なども併設しており、依存症を抱える人々が、社会復帰を果たせるよう多角的な支援を提供しています。
同施設では、依存症の回復を「依存対象とうまく付き合っていた状態に戻ること」ではなく、「依存対象がなくても支障のない生活を維持できるようになること」と捉えています。各施設は、生きづらさを抱えた依存症者の回復と明るい未来の実現を目指し、日々活動しています。
ジャパンマックの全国的な活動
特定非営利活動法人ジャパンマックは、1978年から東京都内、神奈川県川崎市、福岡市を中心に、アルコール、薬物、ギャンブル、ゲームなどの依存症に加え、窃盗症や性嗜好障害、人間関係依存などを抱える当事者や家族を支援してきました。
近年では、全国から多くの相談が寄せられる一方で、小規模の人口地域では施設展開が難しく、経験の蓄積や回復支援のネットワーク構築が不十分な現状があります。これを補うため、ジャパンマック福岡および北九州マックが小規模地方自治体をバックアップし、依存症者が各地域で回復できる体制づくりの充実、回復者が地域を支えられる長期的なバックアップ支援を目指しています。
ジャパンマック福岡へのアクセス
住所:福岡県福岡市博多区堅粕3-19-19
アクセス:https://japanmac.or.jp/jmacfukuoka/access.html
電話番号:092-292-0182(年中無休 午前9時~午後5時30分)