スマートラウンドがコーポレートセクレタリー業務に特化、パートナー募集開始

株式会社スマートラウンドの新たな取り組み

株式会社スマートラウンドは、2023年3月に開始したBPaaS（Business Process as a Service）事業を見直し、今後はコーポレートセクレタリー業務に特化することを決定しました。これに伴い、経理・労務領域における代行サービスを2023年7月23日で終了し、外部パートナーを募集します。

BPaaS事業の選択と集中

スマートラウンドのBPaaS事業は、スタートアップ向けの業務を一貫して支援することを目的としていましたが、実際にはいくつかの課題がありました。まず、経理や労務といった領域は、既に多くの優れた競合企業が存在し、質の高いサービスが提供されています。このような環境では、独自の強みを活かすことが難しいとの判断から、経理と労務の代行業務を終了することにしました。

さらに、これらの業務には特定のスキルを持った人材が必要であり、これを確保することが困難であると感じるようになりました。これらの人材は、スタートアップの成功にとって重要な存在であり、自社で集めることが根本的なミッションに反する可能性もあると考えました。こうした背景から、スマートラウンドはコーポレートセクレタリー業務に注力することを決定しました。

コーポレートセクレタリー業務の強み

スマートラウンドは、コーポレートセクレタリー業務に特化することで、スタートアップに対してより深いサポートを提供可能です。具体的には、以下のサービスを通じて、スタートアップの成長を支援しています。

- J-KISS転換実務サポート
- 株式発行業務（新株予約権の発行や上記に伴う機関決議、契約書作成、登記手続き）

顧客企業からは、実際に迅速な手続きと高品質なサポートを受けたとの声が寄せられています。例えば、株式会社アンチパターンでは、スムーズな株式発行を受けたことで、将来の成長に向けた信頼構築ができたと評価されています。また、株式会社ANSeeNも、複雑な手続きの簡素化によって社内の負担を軽減できたと報告しています。

今後の方針とパートナー募集

スマートラウンドは、コーポレートセクレタリー代行業務において、今後も多様なサービスを展開していく予定です。その一環として、経理・労務の専門業者との連携を強化し、スタートアップのバックオフィス業務全体をサポートしていく考えです。

現在、以下のような経理・労務業務を提供している企業とのパートナーシップを募集しています。

- 経理業務（決算、請求書処理、記帳代行）
- 労務業務（入退社手続き、給与計算、社会保険手続き）

CEO砂川の想い

代表取締役CEOの砂川大は、「コーポレートセクレタリー業務への特化は、私たちの強みを最大限に発揮できる絶好の機会である」と語っています。正確な経理・労務業務があってこそ、適切なコーポレートセクレタリー業務が成り立つため、協力企業の重要性を強調しています。

今後も、スタートアップの可能性を最大限に引き出すために、積極的なサポート体制を整えていく予定です。関心を持つ企業はぜひ、スマートラウンドへ問い合わせを。