三宮エリア『ミチニワ』の脱炭素プロジェクトが本格始動！

神戸市の中心部に位置する『ミチニワ』では、脱炭素に向けた新しい取り組みを開始しました。この地域は三宮センターサウス通と三宮本通商店街が統合した場所で、地元の商店街振興組合と町おこし会が協力し、脱炭素社会の実現に向けた活動を展開します。

『ミチニワ』とは

『ミチニワ』は、元町駅と三宮駅の中間に位置するエリアで、約150年前まで大きな森があった地域の歴史に基づいています。この場所は、泉が湧き緑に包まれた心地よい空間であり、地域住民が自然と親しんできた場所でもあります。しかし、時代の変化とともにその景観は失われ、都市としての進化が求められてきました。『ミチニワ』は、その名の通りこの場所に再び自然を取り戻し、人々の心を癒やす場を作りたいと考えています。

脱炭素への具体的な取り組み

神戸市観光局の脱炭素推進課が所管する「KOBEゼロカーボン支援補助金制度」を利用し、さまざまなプロジェクトを実施します。特に注目すべきは、利用者がアプリ『ミチニワ powered by Real D You』を通じて、地域を散策しながらマイレージを貯め、そのマイレージを神戸市内の里山整備に役立てるという新たなスキームです。

具体的には、来街者がアプリを利用して獲得したマイレージの合計に応じて、森林整備にかかる費用が算出されます。この取り組みは、地域の環境保全と経済活性化を同時に図るもので、地域に新たな価値を生み出すことが期待されています。

イベントが盛りだくさん

2025年1月18日から2月9日まで、様々なイベントが開催される予定です。「まちの賑わいが神戸の森に繋がる」というテーマで週末ごとに異なる催しが行われます。具体的には、ミチニワアプリを使ったミッションや音楽祭、モルックというフィンランドの伝統的ゲームを楽しむ活動などが用意されています。

特に注目すべきは「ミチニワ音楽祭UNPLUGED」で、毎週日曜日に地元アーティストがナチュラルな音色を届けるイベントです。また、『淡路島のテロワール市』では、淡路島の特産品や人気商品が並ぶマーケットも開催予定です。