リコー、Dify支援サービスを新たに提供開始
リコージャパン株式会社は、生成AIを活用した業務効率化支援の一環として、新たに「Dify支援サービス」を発表しました。このサービスは、同社の「RICOH オンプレLLMスターターキット」に関連したオプションであり、特に現場でのアプリケーション開発を行う担当者に焦点を当てています。具体的には、ユーザーが自社のニーズに合わせたDifyアプリケーションを開発するための伴走支援を行うものです。
Dify支援サービスの特徴
「Dify支援サービス」では、利用者がアプリケーション開発において直面する可能性のある疑問や課題に対するサポートを提供します。チケット制のサポートメニューを採用しており、メールでの技術相談や、専任チームによるミーティングも可能です。これにより、利用者はリコーが提供する業種別に特化したDifyアプリケーションだけでなく、自社に最適なアプリを作成できます。たとえば金融業界向けの融資稟議書ドラフトアプリケーションや、医療向けの退院サマリー作成アプリケーションなどが、業種特化型のサポートの一環として提供されます。
サービスの価格設定
「Dify支援サービス」は、6チケットパックが822,000円で提供されており、追加でチケットを購入することも可能です。追加チケットは137,000円で契約期間の持ち越しはできません。
トライアル版の貸出し開始
さらに、リコージャパンは「RICOH オンプレLLMスターターキット」のトライアル版も提供開始しました。最大2か月間、構築済みのPCサーバー本体を貸し出し、700億パラメータのLLMやMeta社のLlama3.3が搭載されています。このトライアルを通じて、顧客はLLMの生成性能やDifyの機能を実際に評価することができます。また、アプリケーション作成に関するメールサポートやリコーが作成したテンプレートアプリケーションを活用することも可能です。
デジタルトランスフォーメーション(DX)支援の重要性
リコージャパンは、業務に合わせたソリューションを通じて、顧客が取り組むオフィスや現場でのデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援しています。顧客の経営課題や業務課題の解決を目指す中で、特に生成AIの活用が重要な要素となっており、我々の役割はますます増しています。
まとめ
リコージャパンの「Dify支援サービス」は、生成AI技術を取り入れた業務効率化の具体的な取り組みとして、企業のデジタル化を加速させると期待されています。アプリケーション開発を通じて現場の声を吸い上げ、より効果的な業務運営を実現するための伴走者となることで、企業価値向上に貢献していく姿勢が強調されます。