アクアスター、カンボジアの若者を対象にオンライン技術講習会を実施
株式会社アクアスターは、2024年8月30日にカンボジアの若者を対象としたオンライン技術講習会を行うことを発表しました。今回の講習会は、国際交流基金の「次世代共創パートナーシップ-文化のWA2.0」事業の一環として開催されます。この取組は、昨年に続いて行われるもので、すでに120名以上の参加申し込みが確認されています。
講習会の詳細
講習会はオンライン形式で行われ、プノンペンと東京のアクアスター本社を結ぶハイブリッドスタイルで開催されます。登壇者にはアクアスターの取締役やビジュアルワークス部の専門家たちが名を連ね、参加者に向けてイラスト制作に関するノウハウを惜しみなく提供します。
高まる関心
申し込み者の中には、イラストレーターを目指す若者だけでなく、カンボジアの企業のマーケティング担当者やスポーツチームのクリエイティブ担当者など、多様なバックグラウンドを持つ人々が含まれています。このことから、日本のイラスト制作技術に対するカンボジアでの高い関心が伺えます。
技術講習の内容
講習は、イラストレーターに必要な技能を基にしたものです。基礎デッサンやキャラクター制作についての詳細な説明が行われ、参加者は実践的なトレーニングを通じて技術を磨くことができます。
基礎デッサンのトレーニング
アクアスターでは、新人イラストレーターが素体描写を徹底的に行う朝トレを例に、毎日必要な基礎トレーニングに関する実例を紹介します。これにより、参加者は自己のスキルを向上させるための具体的な方法を学ぶことができるのです。
キャラクター制作の過程
参加者は仮想のキャラクター制作につても学びます。アクアスターのチームが実際に制作したキャラクターの制作過程を解説し、視覚的な理解を深めることが期待されています。
教育の重要性
アクアスターの取締役、佐藤秀政氏は「今回の講習会は、カンボジアの若者たちにとってプロのイラストレーターへと成長するための貴重なチャンスになることを願っています」と述べています。アジア各国では日本のコンテンツが評価され、多くの若者がイラストレーターを志すようになっていますが、学ぶ環境がまだ不十分であることも指摘されています。この講習会を通じて、カンボジアにおけるイラスト制作スキルの向上に寄与したいというアクアスターの思いが込められています。
アクアスターのビジョン
アクアスターは1991年の創業以来、広告やコンテンツ制作に力を入れ、毎年5,000件以上の案件に携わっています。今後もイラスト制作を中心に、若者たちに「明日を生きる力」を与えるビジュアル制作に取り組んでいく意向です。日本とカンボジアの文化交流が実を結ぶことを期待しています。
詳細はアクアスターの公式ウェブサイトをご覧ください。