データ管理システム「DUMPLUS」
2025-12-09 16:51:16

建設業界の生産性向上を目指す新データ管理システム「DUMPLUS」

新たな建設現場のデータマネジメントシステム「DUMPLUS」



私たちの身の回りにある建設業界では、常に生産性向上が求められています。そのニーズに応えるべく、株式会社鴻池組と日本コンピュータシステム株式会社が共同で開発したのが、ダンプカーのデータ管理システム「DUMPLUS(ダンプラス)」です。このシステムは、従来の「経験と勘」に依存せず、データと戦略に基づいた土運搬を実現することを目指しています。

開発の背景



「DUMPLUS」の開発は、建設現場の従業員からのフィードバックを基にしています。「ダンプカー運行状況をリアルタイムで把握したい」という要望が、多くの現場で上がってきました。それに応える形で、システムを導入することで、運搬物の管理やダンプカーの位置、走行情報を集約し、現場マネジメントを強化します。

このシステムにより、運搬計画や工程見直しを効率的に行えるため、管理者の業務負担が大幅に軽減されます。土運搬計画の立案や稼働状況の可視化、さらには予実管理機能などが用意されています。これにより、現場の生産性向上と資産の最大効率化を目指しています。

特徴的な機能



「DUMPLUS」には、数多くの機能が搭載されており、現場のニーズに十分に応えられる設計となっています。以下がその主な機能です。

1. AIを活用した運搬計画提案機能
- 天候や現場のデータから最適な運搬計画を自動で提案し、経験の浅い管理者でも簡単に活用可能。

2. 詳細な稼働状況の可視化
- 稼働率、走行速度、待機時間などのパラメータを視覚的に表示し、管理者が瞬時に情報を把握できます。

3. 走行ルートの地図表示
- 走行ルートや速度違反等の情報を地図上で表示し、現場での問題点を迅速に特定。

これらの機能により、建設現場でのリアルタイムな工程改善及び土運搬作業の効率化が実現されます。運転履歴表示や、実績と計画の差異を簡単に確認できるように設計されているため、適切な業務の進行が可能です。

今後の展開



「DUMPLUS」は2025年12月から社内現場運用を開始し、実際のデータを蓄積していく予定です。この運用を通して、さらにシステムの機能を向上させ、実用性の高いソリューションに育てるための工夫を続けます。2026年には、改良を重ねたシステムの外部販売が始まります。これにより、建設業界全体のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進に寄与することが期待されています。

革新的な「DUMPLUS」を通じて、我々は建設業界の生産性の向上に貢献し、現場の負担を少しでも軽減したいと考えています。これからの展開にますます目が離せません。


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会社情報

会社名
株式会社鴻池組
住所
大阪府大阪市中央区北久宝寺町3-6-1(本町南ガーデンシティ)
電話番号
06-6245-6500

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