ニューロダイバーシティが切り開く企業成長の新しい形
2023年7月17日(木)、オンラインで開催されるシンポジウム「個性を企業成長に導く人材・組織戦略~ニューロダイバーシティが創る新たな組織のカタチ~」に注目です。このシンポジウムでは、ニューロダイバーシティという概念を採用し、企業がどのように発達障害を持つ方々の特性を活かし、成長に繋げることができるのか探ります。
ニューロダイバーシティとは?
ニューロダイバーシティという言葉は、脳や神経の特性の違いを多様性として捉え、互いに尊重し合う限りにおいて社会での活用を促進する考え方です。最近、この考え方は企業においても注目されており、発達障害のある方々がもたらす独自の視点や創造性を活かすことで、イノベーションや生産性向上に寄与する戦略としての関心が高まっています。
シンポジウムのプログラム
シンポジウムは、以下のプログラムで構成されています。
トークショー(15:35~16:05)
発達障害を持つ息子のために、動画メディアを立ち上げた父親の経験談を通じて、企業における発達障害への理解を深めます。登壇するのはアナウンサーであり、発達障害動画メディア「インクルボックス」の代表である赤平大氏です。
講演1(16:05~16:35)
早稲田大学大学院の教授、入山章栄氏が「世界の経営学から見たニューロダイバーシティへの視座」をテーマに講演します。ニューロダイバーシティの導入がもたらす経営戦略の新たな可能性を探ります。
講演2(16:40~17:20)
株式会社Kaienの大野順平氏とパーソルダイバース株式会社の柳澤誠一郎氏による講演で、「障害者雇用は『特別』ではない!~障害のある方の『活躍』を再定義する」というテーマで、障害者雇用の新たな価値を提示します。
パネルディスカッション(17:25~18:30)
最後に、株式会社ドム、東横システム株式会社、モルガン・スタンレーのパネラーが集まり、ニューロダイバーシティが企業の力となる方法について話し合います。ファシリテーターは赤平氏が務めます。
参加方法とその他情報
シンポジウムはオンラインで無料で視聴可能です。参加するには、TOKYO障害者雇用支援ポータルにアクセスしてください。事前登録は必要ありません。
また、ニューロダイバーシティの推進に向けたトライアル雇用については、令和7年6月30日まで募集を行っていますので、興味を持たれる方はぜひ上述のウェブサイトをご覧ください。
本イベントは、「2050 東京戦略」に基づく重要な活動の一環であり、共生社会の実現を目指しています。多様な個性を尊重し、新たな成長の形を企業に求めるこのシンポジウムは、未来の働き方を考える上で貴重な機会となるでしょう。