カンターが新たにクリスティ・ロジャース氏を任命
世界的に有名なマーケティングインサイト分析企業であるカンターは、クリスティ・ロジャース氏を新設されたグローバルソリューションズ部門のプレジデントに任命したと発表しました。彼女はカンターの最高経営責任者(CEO)であるポール・ツヴィレンバーグに直接報告する形となり、その役割はマーケティングおよびブランディングソリューションを業界に提供する中核組織を形成することにあります。クリスティは今年の1月にカンターに加わり、ロンドンを拠点とする予定です。
クリスティはボストン・コンサルティング・グループ(BCG)からの転職で、マネージング・ディレクター兼パートナーというポジションにありました。彼女は英国、オランダ、そしてベルギーにおける通信・メディア・テクノロジー(TMT)関連のアドバイザリー業務を担当し、成長戦略やAIの導入、市場参入戦略といった分野で豊富な経験を有しています。また、BCGではグローバルTMTマーケティングチームを統率していました。この背景を活かし、カンターにおいても業界の変化に対応した施策を進めることでしょう。
ポール・ツヴィレンバーグはクリスティの任命に際し、「AI主導の新しいマーケティング時代を切り開くためには、クリスティほど適任の人材はいない。彼女はマーケティング環境の急速な変化を正確に理解する能力を持ち、クライアントの成功を支えるために必要な要素に集中できる」とのコメントを発表しました。
ツヴィレンバーグ氏は続けて、「クリスティの役割は、最近任命された最高クライアント責任者や最高製品責任者と一緒に、業界におけるカンターの地位を強化し、AI主導のマーケティングの未来を切り開くものです」と強調しました。
クリスティ自身も「AIの進展により、消費者行動は急激に変化しており、それがブランドの成長にも大きな影響を与えている。この新たな役職が、マーケティング戦略の中でデータやインサイト、知的財産の活用を促進する道筋になることを期待しています」とコメントしています。彼女の到着により、カンターの業界での活動はさらに活発化することでしょう。
クリスティはボストン・コンサルティング・グループに入社する前、消費財業界で8年間の職務経験を積んでおり、フィリップス社でも様々な管理職を務めた実績があります。教育面でも、ワシントン大学フォスター経営大学院から国際ビジネス学士号を、ニューヨーク大学スターン経営大学院から経営学修士号を取得しており、確かな専門性を持っています。
カンターの企業概要
カンターは、企業にとって欠かせないブランドパートナーとして、マーケティングデータやアナリティクスにおいて最前線を行っています。消費者の態度や行動を理解することで、未来を見据えた戦略的なサポートを提供し、クライアントにとっての競争優位を形成します。カンターの公式ウェブサイトでは、様々なデータやリサーチが紹介されており、自社の戦略に役立てるための情報が得られます。
これからのマーケティングにおける新たな潮流を見据え、クリスティ・ロジャース氏の活躍が非常に楽しみです。カンターにおける新たな取り組みが、どのように業界をリードするのか注目が集まります。