北海道放送グループの旅行会社であるHBCトラベルが、株式会社アジェンダが提供する旅行会社向けクラウドサービス『マタタビ Suite』を導入したことを発表した。
HBCトラベルは、2023年より新事業として首都圏を中心にホールセール事業を展開しており、事業拡大に伴う事務作業の増加から、生産性向上を目的に基幹システムの導入を検討していた。グループ企業や関係先からの推薦を受け、『マタタビ Suite』を知り、デモンストレーションを通じて旅行業務の効率化と合理化が期待できることに加え、提供企業としての信頼性も評価され、導入を決めた。
『マタタビ Suite』は、旅行会社向けの基幹システムとして国内初の完全クラウドサービスである。インフラをオンプレミスからクラウドに移行することで、コスト削減と安全かつ安定した運用の両立を実現している。
HBCトラベルの蒲澤代表取締役社長は、『マタタビ Suite』に期待する効果として、まず業務効率化と営業力の強化を挙げている。「以前のシステムでは手入力が多く、手間の多さを問題視していました。『マタタビ Suite』によってこれを解決し、人的リソースに余裕を生み出すことで、事業拡大に向けた営業力強化につなげたいと考えています」と述べている。
また、最新システムによる業務改善にも大きな期待を寄せており、「事業の成長には、社内のマンパワー強化と併せてシステムの強化が不可欠です。『マタタビ Suite』はクラウドサービスのため、システムの更新がスムーズに進む点も評価しています。常に最新のシステムを利用することで、さらなる効果が得られることを期待しています」としている。
『マタタビ Suite』は、旅行会社の業務効率化はもちろん、セキュリティやガバナンスの強化にも貢献する。今後、さらなるデジタルトランスフォーメーションを推進し、旅行会社のビジネスモデル変革を実現することで、さらなる業務改善や経営基盤の強化に寄与していくことを目指している。