山形のニットメーカーが開発した新しいスポーツマスクの魅力とは？

山形のニットメーカーが誕生させた立体スポーツマスク

4月、全国的にマスク不足が取り沙汰される中、スポーツシーンにおいてもエチケットとしてのマスクの必要性が高まっていました。そんな時、山形県寒河江市のニットメーカー「ニットオカザキ」は、スポーツ用の新たな製品開発への挑戦を決めました。特に注目したのは、マスクどころか、普段使いでも使える「和紙素材のネックゲイター」です。

開発の背景と特徴

もともとニットオカザキは高品質の国産ニットを生産してきた伝統的なメーカーです。最近のリサーチでは、スポーツ用マスクは主に海外ブランドから提供されており、ナイロンやポリウレタンといった科学繊維が多いため、肌に優しくないという声が多いことに気づきました。そこで、天然繊維である和紙を使用したスポーツマスクの開発に着手したのです。

和紙素材の利点

自社開発の和紙素材は、極細にカットされた和紙の繊維を使用しており、わずか41gという軽さが最大の特徴です。卵一個よりも軽く、さらには蒸れにくいという特性を持っています。これは、和紙の凹凸が肌との接地面を減少させ、快適な感触を提供することに繋がっています。また、汗を吸収しやすく、速乾性にも優れています。洗濯も家庭で行うことが可能で、日々のメンテナンスも簡単です。

形状とデザイン

ニットオカザキは独自の成形技術を駆使し、鼻にフィットする立体構造を採用しました。このデザインにより、視界を妨げずに安心して行動できる環境を提供しています。さらに、耳にかけるゴム紐は和紙素材とストレッチ糸を組み合わせており、柔らかく快適な着用感を実現。他のマスクと違い、長時間の使用でも耳への負担が軽減されます。

活用シーン

このネックゲイターは多用途に利用できます。主にランニングやウォーキングなどのスポーツシーンで活躍する他、山登りや音楽フェスなどのアウトドアシーンでも便利です。また、タウンユースとして普段の外出にも適しており、エチケットを大切にする女性たちにもおすすめです。鮮やかなカラー展開（ピンク、オレンジ、イエロー、ブルー、ネイビー）も魅力的です。