ネコの健康をサポートするQOL納豆菌、毛並みと便臭の改善効果を実証

QOL納豆菌の効果がネコの健康を向上

最近、池田糖化工業株式会社が実施した共同研究により、同社が開発した「QOL納豆菌(R)」がネコの毛並みと便臭を改善する効果があることが科学的に確認されました。この研究は、5つの動物病院と共同で行われ、実際に家庭で飼われている26匹のネコを対象に行われました。

QOL納豆菌とは

QOL納豆菌(R)は、菌体数が1000億個/gも含まれる強力な納豆菌で、腸内環境を整える効果が期待されています。腸内の健康は、肌や毛並みに直結するため、ネコの健康管理において大変重要です。さらに、ネコの便臭は飼い主にとって大きな悩みのタネであり、その改善が求められています。

研究の背景

ネコの毛並みは、単に見た目の問題だけでなく、健康状態とも深く関わっています。毛並みが整っていると、皮膚の機能が正常に保たれ、細菌感染や紫外線のダメージから守ることができます。また、便臭も特に問題視されており、家庭での共同生活を考えると、これを改善することが必要です。

研究デザイン

この研究では、7歳から21歳までの雌雄26匹のネコを対象に、QOL納豆菌(R)を含むペースト状ネコ用おやつを与え、毛並みと便臭の状態を飼い主が評価しました。試験は12週間行われ、その前後で効果を比較しました。与えられたおやつには、QOL納豆菌(R)が50mg（50億個）含まれています。

結果とその考察

評価の結果、飼い主のVAS評価によると、毛並みは4週目から改善が見られ、12週目までその効果が持続したことが確認されました。便臭に関しても、同様に4週目で改善が見られ、その状態が12週間後にも維持されていました。獣医師からは、毛束が減少し、特に肩の毛並みが顕著に改善されたとの報告もあり、これがQOL納豆菌(R)の腸内環境を整える働きや睡眠改善効果によるものと考えられています。