東京のディープテックイノベーション拠点構築へ向けた取り組み
概要
東京都は、スタートアップの国際的な発展を促進するため、「ディープテック・イノベーション拠点推進事業」に取り組んでいます。この事業では、TIBを中心に、様々な支援者とスタートアップが連携できるプラットフォームを構築し、相互の成長機会を提供します。特に、世界的な成長が見込まれるディープテック領域に注目し、ライフサイエンス関連のスタートアップの育成を強化しています。
事業の背景
都市を取り巻くエコシステムを一層強化するためには、ディープテックのスタートアップを育てることが重要です。東京都は、TIBのネットワークと機能を活用して、ウェットラボなどの支援機能を持つイノベーション拠点の形成を進めているのです。6月には、この取り組みに賛同する民間事業者の公募を行い、その結果、1組が選ばれました。
採択事業者の紹介
BioLabs Shinkiba合同会社
BioLabsは、アメリカ・マサチューセッツ州に本拠を持つグローバルなインキュベーターです。世界各地でライフサイエンス分野のスタートアップ向けにシェアラボやインキュベーション施設を運営しており、日本法人であるBioLabs Shinkiba合同会社が新木場に拠点を設置します。
三井不動産株式会社
三井不動産は、日本橋をライフサイエンスの中心地に、新木場を研究開発の拠点として活用し、これらを一体的に結束するクラスターを形成します。シェア型ウェットラボの提供やライフサイエンスコミュニティの構築を進め、オープンイノベーションを促進することを目指しています。
拠点の詳細
新設される「三井リンクラボ新木場2」には、スタートアップ向けのインキュベーション拠点として約1,500㎡のウェットラボなどの設備が整備されます。この拠点では、主にライフサイエンス分野の国内外で活動するディープテック・スタートアップに向けて、BioLabsの専門知識を活かした支援プログラムを提供し、グローバルな拠点の形成を一層推進します。
場所とアクセス
この新たな拠点は、東京都江東区新木場1-17-8の「三井リンクラボ新木場2」の2階に位置します。
詳細な事業内容については、公式ウェブサイトを参照ください。
ディープテック・イノベーション拠点推進事業公式ウェブサイト
この取り組みは、東京の「2050東京戦略」の一環として、スタートアップの国際的な成長を育むことを目的としています。未来の東京都を築くために、ディープテック分野での新たな挑戦が始まっています。