特別支援校生による独特の国旗展が今治で開催!
愛媛県今治市で、特別支援学校に通う中学1年生の宮田悠生さんによる個展「世界の国旗展」が、来る2月28日から3月9日までの間、「だんだんBASE」ギャラリーにて開催されます。この展示では、200点を超える国旗作品が並び、実在する国と創作された国が混ざり合う独特の世界観が表現されています。
展示の意義と特徴
本展は、150以上の国旗を並べることで、来場者に「本当」と「嘘」が混在した新たな視点を提供します。各国旗には、その国の名前や面積、人口、首都などの解説が添えられていますが、その真偽は明かされないため、訪れる人々は自らの想像力を駆使して見る者自身の解釈を楽しむことができます。
宮田悠生さんのユニークな視点
12歳の宮田さんは、自閉スペクトラム症と知的障がいを抱えながら、作品制作を通じて自己表現を行っています。国旗を描き始めたのは小学6年生からで、彼の作品には愛を感じると同時に、時間の流れによって変化する気持ちも反映されています。「昨日から好き」「生まれた時から」「いや、明日から好きになるかもしれない」と言った具合に、彼の日々の感情が作品に詰まっています。
「嘘」と「本当」の新しい関係
展示では、日常生活で否定的に捉えられがちな「嘘」を前向きに捉え直す試みもあります。真偽の境界線があいまいなこの展覧会は、来場者が新たな価値観を発見する手助けをすることを目指しています。「本当か、嘘か」といった二択ではなく、その間に存在する豊かなグラデーションを体験することができるのです。
来場者参加型ワークショップ
さらに、会場内にはオリジナルの国旗を制作できるワークショップが設けられており、訪れた人々は自身のインスピレーションを形にすることができます。この取り組みにより、展示を鑑賞した後すぐに表現する楽しさを体験することが可能です。
企画の背景
社会福祉法人来島会は、障がいの有無にかかわらず、一人ひとりの「好き」と「表現」が社会とつながるきっかけになると信じ、創作活動の場作りに注力してきました。この「世界の国旗展」は、アートを通じて特別支援学校の生徒の視点や思考を表現する貴重な機会と位置づけられています。これまでに行われた作品展には、メディアに取り上げられるなど、地域に新しい風を吹き込んでいます。
まとめ
「世界の国旗展」は、訪れる人々に新たな視点を提供し、自己表現や想像力を大切にする機会となることでしょう。今治市の「だんだんBASE」にて、特異な国旗の世界観を体験しに来てみてはいかがでしょうか。