渋谷スクランブルスクエアが韓国とフィンランドと連携協定を締結しスタートアップ支援を強化

渋谷スクランブルスクエアが国際連携を強化

2023年、渋谷区に位置する『SHIBUYA QWS（渋谷キューズ）』が、韓国とフィンランドのスタートアップ支援拠点と連携協定を締結しました。この取り組みは、2025年5月7日付で実施されるもので、韓国の『ソウル創業Hub』とフィンランドの『Aalto Entrepreneurship Society』および『Startup Sauna』との協定です。

グローバルな連携体制の確立

今回の協定によって、QWSは韓国とフィンランドの各支援機関と連携し、スタートアップやその運営スタッフが互いの施設を活用できるようになります。この相互利用により、インターナショナルな共同イベントや交流プログラムを企画・運営することが可能となり、さらなる国際的なネットワーク形成が期待されています。これにより、流動的で複雑なスタートアップエコシステムが豊かに発展するでしょう。

韓国のソウル市は、アジア屈指のスタートアップ都市として名高く、『ソウル創業Hub』は多くの起業家にとって支援の場となっています。特に、資金調達やメンタリングなど、多岐にわたるプログラムが用意されており、スタートアップの成長を力強く後押ししています。

一方、フィンランドのAaltoesとStartup Saunaは、学生主導で起業支援を行っている優れた団体です。Aaltoesは、ヨーロッパ一の活発な起業家コミュニティを形成しており、Startup Saunaは北欧・バルト地域でのスタートアップ活動の中心的存在として知られています。彼らの活動は、欧州最大のスタートアップイベントである『Slush』の創設に関与するなど、世界的に影響力を持つものです。

渋谷QWSの成長と展望

渋谷QWSは、2019年に開業以来、390を超えるスタートアップやプロジェクトを育ててきました。場面は実際の社会実装へと移行し、複数のエンジェル投資家やベンチャーキャピタルから資金調達を受けたスタートアップも登場しています。本施設は、ただのコワーキングスペースではなく、多様な人たちが集まり、新しい社会価値を創出する共創の場であることを目指しています。

今後もQWSは、国際的な連携の強化を図り、かつての協定に基づく活動を実施し、会員のグローバル展開をサポートしていく計画です。これにより、より多くの海外スタートアップが日本市場に進出する機会を得られるでしょう。