CBRE、千歳市に大型物流施設を開発
CBRE(シービーアールイー)はこのたび、北海道千歳市において大型のマルチテナント型物流施設を開発する計画を発表しました。このプロジェクトは、市の分譲土地を活用し、複数の投資家が参加する形で進められます。具体的には、千歳流通業務団地内に約24,500㎡の施設を構築する予定です。
プロジェクトの背景と進行状況
本プロジェクトは、千歳市役所との商談が始まり、土地の取得に向けて動き出したことがきっかけです。CBREは市場調査に基づき、最適なパートナーを選定した上で、土地の不動産価値を引き上げるための計画を策定しました。さらに、アセットマネジメント部門が中心となって、投資用不動産を運用するためのスキームを構築。これにより、リスクを分散させながら、千歳市における良質な投資機会を創出しています。
施設概要とアクセスの利便性
開発予定の物流施設は、新千歳空港まで約5.4km、千歳駅まで約3.3kmという交通の要所に位置しており、物流の効率化を目指しています。特に、半導体関連の物流需要に応えるために、最適な立地として期待されています。施設は地上3階建で、鉄骨造の構造により耐久性も考慮されています。
今後のスケジュール
着工は2025年3月を予定しており、竣工は2026年10月を見込んでいます。設計施工は萩原建設工業株式会社が担当し、北洋銀行を通じた不動産ノンリコースローンにより資金調達が行われます。施設完成後は、プロパティマネジメント部門が管理し、インダストリアル&ロジスティクス部門がリースを担当します。
地域への影響とCBREの役割
CBREは、このプロジェクトを通じて得られたノウハウを活かし、地域の経済発展や活性化に寄与することを目指しています。不動産取引の重要性を強調しながら、地域における魅力的な開発事業や投資機会を創出していく方針です。
お問合せ先
本プロジェクトに関するお問合せは、CBREプロパティマネジメント本部 アセットマネジメント部までご連絡ください。詳細な情報と今後の進捗についてもお知らせいたします。
最後に
CBREの取り組みは、地域に根ざしながらも国際的な視野を持ち、多岐にわたる不動産サービスを提供することにあります。新たな物流施設の開発を手始めに、さらなる地域活性化を進めていく意欲を示しています。