新年度を楽しくスタートさせる!算数授業開きの新たなアイデア
2025年3月20日、500名を超える現役の教員がオンラインサロン「授業てらす」に集まり、算数授業開きに関するアイディアセミナーが開催されました。本セミナーでは、参加者が新学年度に向けて意欲を新たにし、効果的な授業設計のための具体的な実践方法を学ぶ場となりました。
セミナーの目的と背景
このセミナーは、新年度の算数授業を「楽しく、わかりやすく」開始することを目的とし、多くの実践例が共有されました。特に、「授業開き」が子どもたちに与える影響に焦点が当てられ、教師たちは成功体験を通じて、児童が「できた」「楽しい」と感じることの重要性を理解しました。新しい学びへの自信と意欲を育むためには、類似の瞬間をどのように創出できるかがカギとなります。
具体的な実践例とその効果
低学年向けのアイデア
低学年の児童には、視覚的かつ体験的なアプローチが効果的です。「嵐ゲーム」と呼ばれるアクティビティを通じて、子どもたちは楽しく分類の概念を学びます。例えば、さまざまなキャラクターや物をカテゴリー分けすることで、自然と数の概念への興味を引き出すことが可能です。
中学年向けのアイデア
中学年のためには、「計算ピラミッド」というゲームを導入しました。このゲームでは、数を足しながらピラミッドを築くことで、足し算や引き算に対する理解を深めることができます。児童自身が数の法則性に気づく過程が重要で、計算に対する自信を育むことが期待されています。
高学年向けのアイデア
高学年向けには、さらに深い思考を促すゲームやアプローチが紹介されました。たとえば、「掛け算のじゃんけん」や「戦略的な数の選び方」を取り入れ、児童が数の性質を考えるよう促すことで、学ぶ楽しさを引き出す方法が提案されました。
参加者の声
セミナー後、参加者からは以下のような感想が寄せられました。
- - 「自分が算数の授業で大事にしたいことを明確にできました。子どもたちを楽しませるだけでなく、授業の目的を伝えることの重要性を再認識しました。」
- - 「実際の授業に直結するアイディアが多く、様々な学年に応じて応用できる内容が豊富でした。どのアイディアを使うか、考えるだけでワクワクしています。」
新学期への期待
授業てらすは、春休み中にも新学期スタートを成功させるための学びの場を提供します。3月27日には、「子ども主体の学びを作る理科授業セミナー」が開催され、4月6日には「Canvaを使った学級開き・授業開き準備セミナー」が予定されています。教師たちが互いに切磋琢磨し、授業力を高め合うための場として、授業てらすは今後も活動を続けていきます。
授業てらすとは?
授業てらすは、全国47都道府県から500名以上の教員が参加するオンライン研修プラットフォームであり、子ども主体の授業に変革をもたらす独自のメソッドを提供しています。公式サイトは
こちらをご覧ください。また、株式会社NIJINは教育課題を解決するための様々な取り組みを行っており、創業者の星野達郎が中心となり活動をしています。教育の未来を形作るために、さらなる発展が期待されます。