伍代夏子氏とSTU48福田朱里氏が香川県を訪問
2025年1月21日、特別防犯支援官の伍代夏子氏とSTU48の福田朱里氏が香川県を訪れ、特殊詐欺被害の防止を目的とした活動を行いました。これは「ストップ・オレオレ詐欺47〜家族の絆作戦〜」の一環で、日本各地で発生しているオレオレ詐欺などの特殊詐欺に対する対策や啓発活動を強化するためのものです。彼女たちは香川県警察本部の幹部と会議を持ち、県内の特殊詐欺の現状について詳しい説明を受けました。
特殊詐欺の急増
香川県では、令和6年度に報告された特殊詐欺の被害額が約6億8千万円に達し、前年と比較して約3倍に増加。他にもSNSを利用した投資詐欺やロマンス詐欺の被害も増えており、合計で約23億円を超える被害額が出ています。これらの数字が示すように、被害は急増しており、地域社会において非常に深刻な問題となっています。
意見交換と防止策の提案
訪問の途中、伍代支援官と福田支援官は、県民自らが詐欺に対する意識を高める重要性や、金融機関での「水際」での被害阻止の手法について意見を交わしました。また、彼女たちは香川県の百十四銀行本店を訪れ、窓口の職員と特殊詐欺被害防止について直接対話しました。この時、行員には詐欺被害を疑う状況において、どのように声をかけるかなどの工夫について話し合いました。
県民へのメッセージ
最後に、両支援官は報道機関を通じて県民に向けて強いメッセージを発信しました。伍代支援官は「皆さんの財産を守るため、金融機関ではお客様に対して積極的に声掛けを行っています。この声掛けによって助かった方も多くおられます」と述べ、顧客とのコミュニケーションの重要性を強調しました。
さらに、特殊詐欺の多くは一本の電話から始まることを指摘し、国際電話からの着信を遮断する手続きが無料で行えることをアップデート。これらが即実行可能な防止策であることを説明しました。また、福田支援官は、「ATMでの携帯電話の通話は禁止し、詐欺被害を防ぐ運動を全国に広めていきたい」と具体的な行動を促しました。
今回の訪問は、香川県における特殊詐欺の増加に立ち向かう貴重な機会となりました。特に、若い世代からの発信が期待される中で、福田朱里さんの考えや取り組みも注目されています。今後もこのような活動が続けられ、被害防止に向けた取り組みが広がることが望まれます。