神奈川県厚木市は、浄水型ウォーターサーバーのレンタル事業を行うウォータースタンド株式会社と、温室効果ガスの削減と気候変動への適応を目指した包括連携協定を締結しました。
この協定は、厚木市が掲げる「ゼロカーボンシティ」の実現に向けた取り組みの一環として、市民のマイボトル利用を促進し、使い捨てプラスチックボトルの削減による脱炭素社会の実現を目指しています。
協定に基づき、厚木市は市内の公共施設にマイボトル用の給水機を設置。ウォータースタンドは、マイボトル利用促進のための啓発活動や、給水機設置に関する技術的な支援を行います。
厚木市長山口貴裕氏は、協定締結について、「マイボトルを活用し、ペットボトルの購入を抑制することで、プラスチックごみの削減と温室効果ガスの削減に貢献したい。市民の健康を守るためにも、多くの方にマイボトルを持ち歩き、給水機を利用していただきたい」とコメントしています。
ウォータースタンド株式会社は、全国で「ボトルフリープロジェクト」を推進しており、使い捨てプラスチックボトル30億本の削減を目指しています。同社は、厚木市との連携を通じて、地域住民の環境意識向上と行動変容を促し、持続可能な社会の実現に貢献していくとしています。
厚木市は、環境問題への取り組みとして、太陽光発電の設置促進や官民連携体制の構築など、積極的に脱炭素化に取り組んでいます。今回の協定締結は、同市の取り組みをさらに加速させるものと期待されています。
両者は、今後も連携を強化し、市民参加型の環境保全活動を進めることで、持続可能なまちづくりを推進していく方針です。