徳間書店小説新人賞の創設
この度、東京都品川区に本社を置く株式会社徳間書店は、新たに「徳間書店小説新人賞」を創設することを発表しました。この賞は、過去に開催された「大藪春彦新人賞」をリニューアルし、新しい形で新人作家を支援することを目的としています。
新たな才能を求めて
「徳間書店小説新人賞」は、エンターテインメント小説として広義のミステリーを基盤としながら、ジャンルを問わず多様な才能を発掘することを目指しています。これまでの賞で培った経験を活かし、執筆に挑む作家たちを後押しし、事務局としても精一杯サポートを行う方針です。
徳間書店の代表取締役社長、小宮英行氏は、「新しい賞を通じて文学の可能性を広げ、新たな才能を強力に支援していく」と意気込みを語っています。新しい作家たちの作品がどのように育まれていくのか、楽しみでなりません。
選考委員のご紹介
新たな新人賞の選考には、河﨑秋子氏、新川帆立氏、宮内悠介氏の3名が名を連ねています。各々の選考委員がどのような視点を持ち、どんな作品を評価するのかが注目されています。
- - 河﨑秋子氏: 作品の内に秘めた力を、言葉で引き出すことが重要だと語る河﨑氏。心を揺さぶる作品との出会いを期待しています。
- - 新川帆立氏: 読者を意識しつつも、エンターテインメント性が高ければどんな作品でも歓迎と述べ、自由な発想を重視しています。
- - 宮内悠介氏: 難しく考えず、自分の面白いと思うものを表現することが大切だと語り、作家の挑戦を応援しています。
応募要項と締切
応募要項は以下の通りです。原稿は、400字詰め原稿用紙で50枚以上、80枚以内にまとめ、必要な情報を明記の上、指定の宛先まで郵送してください。なお、手書きの原稿は受け付けておらず、ワープロまたはパソコンでの作成が必須です。
- - 賞: 正賞(賞状)と副賞100万円。
- - 応募資格: 国籍、年齢を問わず誰でも応募可能。
- - 締切: 2026年4月25日(当日消印有効)
送付先の詳細は、徳間書店の公式サイトで確認できます。
期待される発表と贈賞
審査結果は、2026年10月に行われ、新人賞受賞作の発表は同年10月下旬を予定しています。受賞作は「読楽」に掲載され、受賞者に対しては2027年3月上旬に贈賞の予定です。
応募の注意点
応募にはいくつかの注意点があります。複数の作品を同時に応募可能ですが、必ず一作品ずつ別々の封筒に入れて送付する必要があります。また、未発表の作品でなければならないため、他の文学賞との二重投稿は認められていません。
お問い合わせ
この賞について質問がある場合は、徳間書店文芸編集部に直接問い合わせることができます。公式SNSやウェブサイトでも最新情報が発信される予定ですので、是非チェックしてください。
新しい才能の登場を期待し、執筆に挑む方々にとっての一大イベントとなることを願っています。あなたの物語が未来の文学を創り出す第一歩になるかもしれません。挑戦してみてはいかがでしょうか。