有楽町に新アート
2025-09-05 11:48:46

有楽町駅前のシンボル、新たなアート空間「YURAKUCHO ART SIGHT PROJECT」

有楽町駅前で目を引く新たなアートプロジェクト



三菱地所株式会社からの発表によれば、 東京の有楽町駅前において、解体工事が進む「有楽町ビル」および「新有楽町ビル」の跡地で、仮囲いを利用したアート企画『YURAKUCHO ART SIGHT PROJECT Vol. 05』が公開されました。このプロジェクトは、2026年後半に開設予定の「YURAKUCHO PARK」の建設工事の間の暫定的な空間を活用して、都市とアートの新しい関係性を探求する取り組みです。

アートを通じて見えない時間を可視化



『YURAKUCHO ART SIGHT PROJECT』は、2020年から始まったプロジェクトで、すでに新国際ビルや新東京ビルなど様々な場所でアート作品が発表されています。今回の企画では、6人のアーティストによる作品が仮囲いの中に展開され、都市開発の「見えない時間」に焦点を当てた作品群が紹介されています。この取り組みにより、都市の新たな魅力や対話が生まれることが期待されています。

参加アーティストとその作品



本プロジェクトには、現代の写真表現を探求するアーティスト・コレクティブ、TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCHが企画・制作を担当しています。具体的な参加アーティストとしては、以下の方々が名を連ねています。

  • - 小林菜奈子《風の下にて》:オフィス街有楽町のビル風に着想を得て、地下で撮影されたポートレートは、見えない気配を浮かび上がらせます。

  • - 小山泰介《TRACES》:新有楽町ビルの屋上で集めた土を用いて、都市における自然の存在を可視化した作品。

  • - 築山礁太《As if seeing begins again: YSY》:アーカイブ写真にカラーを重ね、可視と不可視の関係性を探ります。

  • - 松井祐生(関川卓哉)《生き物が腐敗するときに放つ燐光は、妖精がつくる火花だといわれていた》:有楽町の神話を描く作品で、動物を通じて自然との関係性を表現。

  • - 三野新《To Still the Tremors》:仮囲いの前で視覚側に存在する小さな変化を捉える試みを示しています。

  • - 村田啓《So Here We Are》:ガラス壁に貼られたプリントと人々の影を通じて、空間のつながりを探ります。

YURAKUCHO PARKの未来



「YURAKUCHO PARK」は、有楽町駅前の約1万㎡の敷地に開設される、日本文化の発信拠点を目指しています。このプロジェクトは、単なる緑地や広場にとどまらず、イベントや文化活動を通じて人々が関わり合う場所となることを目的としています。新たな建物が建設されるまでの間、仮囲いアートを通じて、訪れる人々に「まちの進化」を感じさせる空間を提供し続けます。

このように、アートと都市が交差する場の創出に取り組む『YURAKUCHO ART SIGHT PROJECT』は、都市開発の過程に新たな対話をもたらし、有楽町地域の魅力を発信する重要な役割を担っています。今後のアート作品の展開にも大いに期待が寄せられています。


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会社情報

会社名
三菱地所株式会社
住所
東京都千代田区大手町一丁目1番1号大手町パークビル
電話番号

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