高卒プロフェッショナルキャリア事業が新たな道を切り拓く

新たなキャリア形成モデル「高卒プロフェッショナルキャリア」

一般社団法人アスバシは、若者に対する採用と定着の新たなアプローチ「高卒プロフェッショナルキャリア」事業の開始を発表しました。この事業は、企業の人材不足や高校生の進路選択に対する悩みに応えるもので、特に経済的理由で進学に悩む高校生やその保護者に新しい選択肢を提供します。

本事業は、12月11日（月）にウインクあいちで開催される説明会を皮切りに展開されます。「高卒プロフェッショナルキャリア」事業は、採用難や早期離職の対策として、企業や学校にとって重要な情報を共有し、支援することを目指しています。

アスバシの背景と目指すもの

アスバシは2012年2月に設立され、キャリア教育や社会体験活動を推進してきました。社会における子どもの貧困問題や進学偏重の進路指導は、近年ますます深刻度を増しています。その中で、アスバシは高卒での就職を支援する「高卒プロフェッショナルキャリア」事業を立ち上げ、これまでに800名以上の高校生がインターンシップや東北スタディツアーを通じてさまざまな経験を得てきました。

事業の3つの仕組み

「高卒プロフェッショナルキャリア」事業では、地域に根ざした3つの仕組みが導入されます。
1. キャリアの道を広げる：高校卒業後、企業での実践的な経験を通じて人間性や職務能力を育てる。
2. 社内研修の強化：OJTだけでなく、企業の負担で「高卒プロキャリアカレッジ」を通じて広い視野と問題解決能力を身に着ける機会を提供。
3. 早期離職の防止：高卒で就職した後もしっかりとサポートを行い、離職を防ぐ仕組みを作る。

このように、アスバシは企業と連携することで、従来は大学卒者を対象としていた企業にも、高卒採用の可能性を広げ、中核人材を育成する環境を整備します。