TOYOROBOが未来のロボットエンジニア育成に向けた講演会を実施
2025年3月25日、TOYOROBO株式会社はマレーシアのトゥンクアブドゥルラーマン大学(UTAR)で学生を対象とした講演会を行いました。このイベントは、次世代のロボットエンジニア育成を目的としており、TOYOROBOの代表取締役社長、新井守氏がオープニングスピーチを行いました。
講演の内容
続いて、TOYOROBOのCOOであるNg Danny Pei Yang(ン・ダニー・ペイヤン)が「日本の物流自動化の現状と課題」というテーマで講演を行いました。この講演には、ロボット工学を専攻する学生と2人の助教授が参加し、積極的な意見交換が展開されました。
新井氏は、UTAR大学の学生たちの研究への取り組みや創造力に触れることで、大いに刺激を受けたと語っています。彼は、次世代の若者たちに「企業を選ぶ」のではなく「職業を選ぶ」意識を育てることが企業の役割であると訴え、インターンシップを通じて学生が可能性を探る取り組みを強化したいとコメントしました。
東南アジア市場への期待
Ng Danny Pei Yang氏は、東南アジアが今後のロボット普及の重要な市場であると強調しました。特に、グローバルな視点を持つ人材の育成が求められているとし、TOYOROBOでは日本文化を体験するインターンシップを計画しています。これにより、市場のニーズに応じる専門的なスキルを持つ人材を育成する狙いです。
学生と教授からのフィードバック
UTARの学生は、講演から得られた日本での雇用機会や必要なスキルについての貴重な情報に感銘を受けたと語っています。特に、ロボットの製造と開発プロセスについての詳細なガイダンスが有意義だったと言います。助教授のDr. Tham Mau Luen氏も、日本におけるロボティクスのトレンドや東南アジアの熟練したエンジニアの需要についての講演が有意義だったと評価しています。
Dr. Phua Yeong Nan氏は、TOYOROBOの担当者とのディスカッションが刺激的で、学生たちに強い影響を与えたとコメントしています。
TOYOROBO株式会社の今後の展望
TOYOROBOでは、今回の講演会を皮切りに、国内外の学生に向けたさらなる講演活動を展開する予定です。学生たちにロボットや物流について深く理解し、未来の業界を支える人材へと成長してもらうことが、企業の重要な責務であると考えています。教育の場での実践的な経験を通じて、彼らの成長をサポートしていく所存です。
トゥンクアブドゥルラーマン大学(UTAR)は1964年に設立され、マレーシアにおける教育の質と研究に高い評価を得ている私立大学です。TOYOROBO株式会社は、ロボット技術の導入支援や物流の効率化を通じて、顧客の競争力を向上させる事業を展開しており、今後も教育を重視した取り組みを進める意向です。