常石グループが刷新した新コーポレートアイデンティティ
常石グループは、1903年の創業以来蓄積された歴史と伝統を受け継ぎつつ、国内外のグループ会社を統一する新しいコーポレートアイデンティティ(CI)を発表しました。この取り組みは、グループ会社が共通のシンボルを持つことで絆を深め、未来を見据えた進化を目指すものです。
新しいロゴデザインの特徴
今回のCIでは、「天」の漢字をシンボルマークとして利用しています。これは、長年親しまれてきた「天社丸」に由来し、常石グループの根幹にある精神を象徴しています。この新しいロゴデザインは、シンプルなシンボルマークだけで構成されており、事業や言語ごとのバリエーションが必要とされる中でも統一感を保ちます。このロゴは今後、グループ各社のロゴとの融合により、リアルで親しみやすいイメージを演出します。
「天」と「T」の融合
新CIでは、グループが持つシンボル「天」と、常石を表す「T」を大胆に組み合わせています。この形状は、地域社会にとっても親しみのあるマークとなることを意図しています。デザインの一部に「T」を含めることで、より多くの人々に「Tsuneishi」として認識されることを目指しています。
双方向の関係性
常石グループのCIは、左上位の伝統を取り入れ、「天」を「T」に対して上手に配置しています。これは、企業から見られるだけでなく、観る者にとっても親しみやすい形を意識しています。これにより、企業と社員、または顧客との間に双方向のつながりを生み出すことができます。
落合宏理氏によるデザイン
この新CIの策定は、常石グループに新たに就任したチーフ・デザイン・オフィサー(CDO)落合宏理氏が指導しています。彼は独自のブランド「FACETASM」を展開し、ファミリーマートのブランド開発にも関わってきました。落合氏は、新CIが地域や社会と結びつき、未来に向けての価値創造につながると語っています。
新たなビジョンと挑戦
常石グループは、2024年度からの新たなビジョンとして「徹底的にひと重視」を掲げています。社員が主役となり働きやすい環境を提供するため、今回のリブランドを通じて積極的に取り組んでいくとしています。新たに設立された社会貢献推進部では、地域社会への参加や貢献も強化されることでしょう。
ウェブサイトとSNSでの情報発信
2023年5月1日より、新CIを反映した公式サイトがリニューアルオープンしました。SNSでも新しいイメージや情報が発信され、より多くの人々に常石グループの魅力が伝わることでしょう。
まとめ
常石グループの新たなコーポレートアイデンティティは、歴史を大切にしつつも、未来を見据えたデザインで構築されています。この取り組みにより、地域社会や社員とのつながりが一層深まることが期待されます。新CIのもとで、常石グループがどのように進化していくのか、今後の展開が楽しみです。