葉山有樹展「虹の彼方に」開催のご案内
横浜のそごう美術館で、陶芸家であり著述家の葉山有樹による展覧会「虹の彼方に」が開催されます。葉山有樹は1961年に佐賀県で生まれ、1975年から陶芸の道に入って以来、今年で50年のキャリアを持つアーティストです。その作品は、肥前磁器の伝統技法に基づき、彼の独自の歴史観や世界観を反映した繊細な描写が特徴です。
本展では、葉山の独特な視点が形作る作品が三部構成で紹介され、さらなる観客との対話を生むインスタレーションも展開します。展覧会のテーマ「虹の彼方に」は、時代や文化を超えた普遍的な思いを表現しています。特に、音楽から影響を受けた作品群は迫力があり、見る者の感情に訴えかける力があります。
展示内容と構成
第一部:音の世界
第一部では、音楽と芸術のつながりに着目し、「月の光」と呼ばれる大作を展示します。この作品は、ドビュッシーの感性を通じて夜の海の月光を表現。音楽の波動によって心に響く芸術の関連性が描かれています。また、中心に浮かぶ青い球体は、地球のアイデンティティを象徴しており、自然崇拝の神としての「風神雷神図」なども並ぶ壮大な空間が演出されます。
第二部:東西文化の融合
次に、東西文化が交わる場面を描いた作品が登場します。ギリシャ神話の神々と東アジアの神々が融合しており、文化の変革を表現。中心には「龍孫皇帝図」や「煌輝唐華文壷」が配置され、歴史の始まりに触れる作品として特に目を引きます。これにより、文化の多様性とその相互作用が理解できる内容となっています。
第三部:自然界と人類の共生
第三部では、自然との共生について焦点が当てられます。「万花彩」の作品は、四季折々の草花が咲き誇る様子と、散りゆく姿を同時に描写し、自然の循環を象徴的に表現しています。このテーマは、未来を担う子どもたちに向けたメッセージとして、感慨深いものです。
第三部Ⅱ:四大文明
さらに、四大文明を象徴する作品群も展示され、古代メソポタミアやエジプト、インダス、黄河文明の足跡が見られます。「護城四神図」や「森羅万象図」といった神秘的な作品が、観客に人類の歴史を再考させます。
開催概要
- - 会場:そごう美術館(横浜駅東口・そごう横浜店6階)
- - 開催期間:2023年6月27日(土)~7月5日(日)
- - 入館料:一般1,500円、大学・高校生1,300円、中学生以下無料(前売券あり)
武器や文化の歴史を超えた葉山有樹の意図やメッセージを感じることができるこの展覧会。ぜひ足を運び、独自の世界観とともに現代に生きる私たちが未来につながる美しさを体感してください。