カルビー、2027年新卒採用に「グローバルコース」を新設し海外事業を強化

カルビーが新設する「グローバルコース」で海外事業の未来を担う人財を育成

カルビー株式会社は、2027年4月入社の新卒採用にて「グローバルコース」を新たに設け、海外事業の拡大を支える人財の育成に取り組むことを発表しました。本取り組みは、将来的に海外グループ会社の経営や製造のリーダーを担う人材を育成することを目指しています。

海外戦略の重要性

現在、グローバルな視野で事業を展開する企業にとって、人財の国際性は非常に重要です。カルビーグループは、全員が自分の強みを活かしながら成長できる「全員活躍」というビジョンを掲げており、このビジョンのもとで企業と社会への貢献を両立させることを目指しています。

この中で発表されたのが、2023年に打ち出された3ヶ年の変革プラン「Change 2025」です。このプランでは、特に海外事業の拡大を戦略的な柱として位置付けており、それに伴う人財の採用と育成を強化することが重要なテーマとなっています。

新設の「グローバルコース」とその内容

「グローバルコース」では、採用された学生が約5年間の社内研修を経て、トレーニーとして1年間海外勤務を行うことが特徴です。初めは国内にて物流や財務、設備保全などの基礎スキルを習得し、その後、海外グループ会社に派遣され、実務経験を積む機会が与えられます。将来的には、国内に戻り専門的な力量やマネジメント能力を高め、30代でマネージャーとして海外法人をリードすることが期待されています。

これにより、応募者は20代のうちに国際的なビジネス環境での経験を持つことができるため、非常に魅力的なキャリアパスが提供されています。これまで新卒採用で国外勤務の機会はありましたが、「グローバルコース」としてトレーニー制度を設けるのは初の試みです。