お花見の復活
2025-03-06 11:36:44

お花見の楽しみ方に変化、今年の予定者は4割に迫る

お花見の復活と新たな楽しみ方



新型コロナウイルスの影響から少しずつ回復している日本において、2023年のお花見シーズンが近づいてきました。株式会社インテージが実施した調査によると、今年のお花見を「予定している」または「するかもしれない」と回答した人は40.1%に達し、昨年の35.8%から大きく増加しました。この数字は、コロナ禍前の水準に非常に近いものであり、2021年の40.9%に匹敵します。

お花見の計画が広がる



インテージの調査では、予定者の中で特に注目すべきは「桜の名所への日帰り旅行やドライブ」を計画している割合です。これが前年の13.5%から17.9%へと1.3倍に増加しました。物価が高騰する中でも、手軽に楽しむことができるレジャーとしてお花見の人気が再上昇していると考えられます。

また、予算に関するデータも興味深い結果を示しています。今年のお花見の平均予算は7,407円となっており、昨年よりも535円増加しています。これをもとに、予定者の増加と予算の拡大を合わせて推算したところ、市場規模が2,874億円に達する見込みで、前年比124.6%という成長を予定しています。このような状況は、外出を伴うレジャーの中でもお花見が特に人気化している証拠です。

一人お花見の増加



今年の調査を通じて特に目を引くのが、「ひとりお花見」を楽しむ人の増加です。この回答が4.4%から9.5%に跳ね上がり、前年の2.2倍となりました。特に男性の50代や60代での割合は高く、日常のストレスから解放される場所として、ひとりで桜をゆっくり楽しむことの魅力が広がっているようです。

花見とお酒の楽しみ方



お花見の席で欠かせないのは、お酒です。調査によれば、全体の48.5%がアルコールを飲む予定であり、特に男性においては65.5%と高い数字が出ています。興味深いことに、近年若年層でビールの消費が減少している中でも、お花見の場ではビールの消費が優勢で、男性20代では53.3%がビールを選ぶ傾向が続いています。

ただし、日頃の飲み物には「サワー」や「チューハイ」が主流になってきているというデータが示す通り、特別な日の楽しみとしてビールを選ぶ傾向が見えます。

コロナ後の花見の変化



お花見の復活は、ただ人数が戻っただけではありません。調査結果からは、物価高や新たなライフスタイルの変化を背景に、フレキシブルな楽しみ方が増えていることが分かります。今年は多くの人々が「お花見を予定している」との期待感を持ちつつ、各自のスタイルで桜を楽しむ姿が見えそうです。

このように、2023年度の調査は、お花見が単なる季節のイベント以上に、個々のライフスタイルや経済環境に応じた楽しみ方に進化していることを示しています。私たちの周りに咲く桜を楽しみながら、春の訪れを感じてみるのも良いかもしれません。


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会社情報

会社名
株式会社インテージ
住所
東京都千代田区神田練塀町3番地 インテージ秋葉原ビル
電話番号
03-5294-0111

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