アイリスグループ、警備ロボット事業に新規参入でさらなる成長を目指す
アイリスグループが警備ロボット市場へ参入
アイリスグループは、2026年1月29日に東京に本社を置くSEQSENSE株式会社の株式を取得し、同社をグループ化したことを発表しました。これにより、アイリスグループは新たに警備ロボット事業に参入します。この取り組みは、清掃ロボット事業に続く新しいビジネスの柱として位置づけられ、今後の事業成長を見据えた戦略的な動きといえるでしょう。
労働力不足の課題に挑む
日本には深刻な労働力不足が存在し、特に警備業界はその影響を強く受けています。市場規模は約3.5兆円にも上るにもかかわらず、業務は24時間365日体制で行われ、夜間や危険な業務では人手が慢性的に不足しています。さらに、全警備員のうち47%が60歳以上という高齢化が進んでおり、安定した労働力の確保が急務とされています。
アイリスグループは、このような状況を鑑みて、2020年からロボティクス事業に注力してきました。累計導入社数は7,000社を超え、業務用清掃ロボットの分野では2年連続でベンダーシェア1位を獲得しています。2025年10月には、完全内製のDX清掃ロボット「JILBY(ジルビー)」を発表予定で、さらなる成長に向けた取り組みが進行中です。
SEQSENSEの強み
SEQSENSEは、2016年に設立され、自律移動技術とクラウドシステムを活用した警備ロボットの開発を手掛けてきた企業です。同社の自律移動型警備ロボット「SQ-2(エスキューツー)」は、独自の3次元センサーを用いた高精度な警備業務を実現しています。
このロボットは、詳細な3次元マッピングや移動する人や環境変化の検知を行うことができ、警備拠点からの遠隔監視にも対応しています。これにより、大規模な空港や商業施設などに普及し、官公庁や公共施設でも使用されています。
グループ化によるシナジー
アイリスグループとして、SEQSENSEの技術と自社の企画・調達・製造・販売の力を組み合わせることで、警備ロボットの迅速な開発・製造・提供が可能となります。新たにグループ化したことにより、コスト競争力も向上し、警備ロボット「SQ-2」を全国で展開する計画も浮上しています。
当グループは、警備業界のニーズを収集し、それに基づく新しいロボットの開発を推進する意向を示しています。労働力不足を解消し、安全で効率的な警備体制の構築を目指すこの取り組みは、社会課題の解決にも寄与するものであり、業界にも新たな風を巻き起こすでしょう。
アイリスオーヤマとSEQSENSEの展望
アイリスオーヤマの代表取締役社長、大山氏は今回のグループ化を「大きな転換点」と捉え、警備ロボット市場への進出がロボティクス事業の拡大につながると述べています。SEQSENSEの技術にアイリスグループの量産力を加えることで、警備業界に新たなスタンダードを創出することを目指します。
SEQSENSEの社長、中村氏も、「アイリスグループの一員として新たなスタートを切ることを嬉しく思っている。ロボット技術を通じて社会基盤を支える存在でありたい」と語っており、さらなる技術革新と新たなサービスの提供に期待が寄せられています。
まとめ
アイリスグループとSEQSENSEの連携は、警備ロボット事業強化に向けた重要な一歩です。この統合により、両社の強みを生かした新たなビジネスが展開され、労働力不足が解消されることが期待されています。みなさんの生活とビジネスを支える新たなロボットソリューションに今後も注目です。
会社情報
- 会社名
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アイリスオーヤマ株式会社
- 住所
- 宮城県仙台市青葉区五橋2-12-1
- 電話番号
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022-221-3400