見逃せない!日欧スタートアップ連携の新展開
東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(以下、東大IPC)とフィンランドのヘルシンキ大学が新たな基本合意書(MOU)を締結しました。この連携の目的は、日欧間でのスタートアップ成長を支援し、両都市のエコシステムを活性化することです。特に、スタートアップがグローバルに展開するためのプログラムやネットワーキングの機会を創出することを目指しています。
ヘルシンキ大学の革新力
ヘルシンキ大学は、Finlandの首都であり、ディープテックイノベーションをリードする地域です。政府と大学による強力な支援体制があり、技術系スタートアップが集まり、成長を遂げています。「SLUSH」のような大規模カンファレンスが行われ、起業家にとっての重要なプラットフォームとなっています。
この大学には、医療、AI、クリーンテックの分野で著名な研究者が揃い、スタートアップ育成に力を入れています。今回の連携により、東大IPCのプログラムとヘルシンキ大学のプログラムが相互に参加可能になることを目指しています。
共催ウェビナーの開催
さらに、5月27日と28日の2日間にわたり、両大学は共催ウェビナーを開催します。このイベントでは、日本のスタートアップとヘルシンキのスタートアップエコシステムのプレイヤーを紹介します。特に27日には、日本のスタートアップを対象にしたセッションが行われる予定です。
参加者は、申込リンクから簡単に登録可能です。
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1stRoundプログラムの魅力
東大IPCが事務局を務める「1stRound」は、日本で最大級のアカデミア共催の起業支援プログラムです。このプログラムでは、世界的なアカデミア系スタートアップの支援を行っており、過去9年間で102チームが資金調達を成功させ、協業関係の創出にも成功しています。
今後も、国際的な連携を深めることで、スタートアップがグローバルな市場で活躍できるような支援を行うことが期待されます。
ヘルシンキ大学と東大IPCの信頼関係
ヘルシンキ大学のイノベーションと起業家支援サービスの責任者であるMikael A. Malmivaara氏は、今回の連携を非常に評価しています。彼は、スタートアップの成功にはグローバル市場への展開が不可欠であり、信頼できるパートナーの存在が大きな助けであると述べています。
また、東大IPCの長坂英樹氏は、スタートアップが国境を越えて成長するための支援体制の重要性を強調し、双方の協力による新たなビジネスチャンスの創出を期待しています。
結びに
今回の連携は、日欧間のスタートアップエコシステムをより強固なものにし、活発化することを目指しています。両大学の力を合わせることで、革新的なスタートアップが誕生し、世界市場で活躍する未来が描かれます。これからの動きに注目です。