TBWA HAKUHODO、デジタルアートで最高賞受賞
TBWA HAKUHODOが手掛けたデジタルアート作品「The Symphony Plotter」が、2024年に開催される「アジアデジタルアート大賞展FUKUOKA」で最高賞を獲得しました。これは、北部九州のデジタルコンテンツの創造を促進するイベントであり、受賞は同社のクリエイティブな取り組みに対する大きな評価を意味します。
受賞作品について
「The Symphony Plotter」は、TBWA HAKUHODOが「落合陽一×日本フィルハーモニー交響楽団プロジェクト」の一環として発表した作品です。このプロジェクトは、音楽の聴覚的体験をビジュアルで補完し、コンサート終了後もその瞬間を記録に残すことを目的としています。
具体的には、オーケストラの演奏を解析して音を視覚化し、ペンプロッターが演奏者のポートレートを生成するシステムを開発しました。昨年8月には、「落合陽一×日本フィルハーモニー交響楽団プロジェクトVOL.8 《変幻する音楽会》」において、その技術が実際に活用され、観客に新しい音楽体験を提供しました。
プロジェクトの目的
このプロジェクトは、単なる視覚的活動に留まらず、文化とテクノロジーの融合を追求しています。音楽鑑賞の新しい形を提案することで、観客は音楽を「耳で聴く」だけでなく、目でも楽しむことができるのです。TBWA HAKUHODOは2018年からプロジェクトに参加し、その創造的なコンセプト作りやキャッチコピーに深く関わっています。
アジアデジタルアート大賞展FUKUOKAの意義
アジアデジタルアート大賞展は、2001年からスタートし、デジタルアートの発展を目指しています。今回の受賞は、同展が必要とする創造性や技能の象徴であると同時に、アジアの文化に根づいたアート作品の普及を促進します。デジタルコンテンツの可能性が広がる中、クリエイターが新たな表現技法を探求するための場として、福岡市が重要な役割を果たしています。
受賞コメント
TBWA HAKUHODOのアートディレクター、宮崎琢也氏は受賞に際し、「音楽がペンプロッターによってポートレートとして記録されることは、ただのオーディオビジュアライズとは異なる。一つ一つのコンサートの熱や演奏者の情熱を視覚化し、作品として展示できることを光栄に思います」とコメントを寄せました。
受賞作品展について
受賞作品は2025年3月4日から9日まで福岡市美術館で展示される予定です。多くの人々にこの革新的な作品をぜひ見て欲しいと思います。
TBWA HAKUHODOのビジョン
TBWA HAKUHODOは、2006年に博報堂とTBWAワールドワイドの合弁として設立されました。彼らは、「DISRUPTION®」を核に、常識にとらわれない新たな視点を提供することを目指しています。この哲学のもと、ビジネスやブランドの進化を促進するアイデアを生み出し、質の高いソリューションを提供しております。
詳しくは、公式ウェブサイト(
TBWA HAKUHODO)をご覧ください。