オンライン家庭教師「ゲムトレ」が受賞
最近、注目を集めるオンライン家庭教師サービス「ゲムトレ」が、日本アントレプレナー大賞エンタメ部門でグランプリを受賞しました。この受賞は、業界の期待を一身に背負っています。
新しい形の学び、ゲムトレとは?
「ゲムトレ」は、ゲームを利用した新しい習い事で、経験豊富なゲームトレーナーから学べるプラットフォームです。全国大会や世界大会で実績を上げたトレーナー陣が、ゲーム上達のテクニックやチームでの協働プレイを指導しています。このプログラムはプロゲーマーを目指すためのトレーニングにとどまらず、日常生活に役立つ情報処理能力や集中力、コミュニケーション能力の向上を目指しています。
2019年10月に提供を開始したこのサービスは、現在までに累計トレーニング回数が1500回を超えています。特に、コロナウイルスの影響で自宅待機が増えた中、トレーニングを希望する声も高まり、1か月あたりに20回以上の依頼が寄せられています。
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体験者の声
利用者からは喜びの声が寄せられています。ある中学2年生の男の子のお母さんは、「ゲームを通じて息子が明るくなった」と喜びを語ります。周囲の大人たちがゲームに否定的だった中、ゲムトレを始めたことで、息子は楽しんで取り組めるようになったのです。また、先生とのLINEでのやり取りも人間関係の練習になっています。
また、別のお母さんは娘について語り、「不登校から引きこもっていた娘が、ゲムトレを通じて楽しそうに学んでくれた」と証言。最初は抵抗を示していたものの、体験会を経て楽しくなりたいという気持ちが芽生えたとのことです。
受賞の背景
「日本アントレプレナー大賞」は、次世代のアントレプレナーを育成することを目的としたビジネスプランコンテストです。今年で第5回を迎え、数多くの革新的なビジネスプランが集まりました。その中で、「ゲムトレ」は教育の枠を広げる独自のアイデアで高く評価され、グランプリを獲得しました。
ゲムトレ代表小幡の想い
代表の小幡和輝氏は、自身が10年間の不登校を経験した背景を持つゲーマーです。彼はゲームを通じて得た経験が人間関係や成功につながったと思っており、ゲームがもつ滑らかなコミュニケーション効果に注目しています。
「ゲームは悪いものではなく、教育に役立つツール」と位置付け、ゲムトレの立ち上げを決意しました。ゲームトレーナーという職業を確立し、今後はさらなる発展を目指すと語っています。
未来への展望
ゲムトレは今後、教育とエンターテイメントの融合を進め、新しい学びの形を提供し続けることでしょう。ゲームを通じた成長の可能性を広げ、利用者にとっての価値を追求します。小幡氏の挑戦は、まさに新たな時代の教育を切り開いていく可能性を秘めています。
私たちもこの新しい挑戦を応援し、彼のビジョンをともに見守っていきたいですね。