伝統の美を手元に、錺金具のiPhone14ケースが登場

現代に蘇る伝統技術

伝統技術「かざりかなぐ」、つまり錺金具を用いたiPhone14ケースが新たに登場しました。この美しい銅製のケースは、神社仏閣や仏壇の装飾に欠かせない素材で作られています。重厚感と上品さが見事に融合したデザインは、まさに現代のファッションアイテムとしても人気を誇ることでしょう。さまざまなデザインと仕上げ方法から選べるこのケースは、自分だけのスタイルを演出する形で、個性を引き立てます。

錺金具の魅力

錺金具には、「唐草」「七宝」「市松」「木目」の4種類の伝統的な日本の柄が使用されています。それぞれの柄には深い意味が込められており、たとえば唐草模様は長寿や繁栄、七宝は平和や円満を象徴しています。このような意味を持つデザインが、日常生活の中で個々の心を豊かにしてくれるのです。

デザインの選択肢

発売されるiPhone14ケースでは、4つのデザインに加え、仕上げ方法も金メッキ、銀メッキ、そして硫化いぶしの3種類から選択可能です。これにより、持つ人の好みに合ったスタイルを実現することができます。例えば、金メッキの唐草模様は非常に華やかな印象を与え、シンプルながらも高級感を演出します。一方、硫化いぶしの七宝デザインは、落ち着いた雰囲気でありつつ、存在感を放つアイテムとなるでしょう。

機能性も兼ね備えたアイテム

このiPhoneケースは、非接触型決済には対応していますが、ワイヤレス充電には対応していません。普段使いの中で、機能性も妥協なく求めるユーザーの声にも応えています。価格は税込9,900円で、2023年3月10日から錺之オンラインショップにて販売が開始されました。

社名とブランドの背景

株式会社竹内は1968年に創業し、伝統的な技術を受け継いできました。仏壇や社寺の装飾金具を手掛ける中で、2020年に更なる飛躍を目指して自社ブランド「錺之-KAZARINO-」を立ち上げました。このブランドの理念は、伝統技術を日常生活の中で楽しむこと。錺金具の魅力を広め、もっと身近なアイテムとして親しんでもらうための努力を続けています。