木育フェス2024結果発表
2024-10-18 20:26:40

廃材を使った子どもたちの創造力を育む木育フェス2024の結果発表

廃材が生んだ子どもたちの創造力



2024年8月、株式会社AQ Groupが主催する「夏休みの木育課外授業つくろう!木育フェス2024」が開催されました。このイベントは主に全国の小学生や親子を対象にしており、特に注目を集めたのが「廃材アートコンテスト」です。このコンテストは、AQ Groupが木造ビルの建築過程で生じた廃材を用いたもので、全国各地から多くの応募が寄せられました。審査会および一般投票を踏まえ、栄えある賞が決定されました。

環境問題に立ち向かう企業としての責任



AQ Groupは、年々深刻化する地球環境問題に対し、企業としての使命を感じています。温暖化や海面上昇といった問題に対して、2010年からは間伐材を活用した学習机の寄贈を行い、さらに2020年からは「地球の森守りプロジェクト」を通じて、環境に優しい商品を開発するなど、一貫した取り組みを続けています。最近では、学校教育の中でもSDGsに関連するプログラムとして、当社の木のストローが採用されています。

こうした企業の活動は地球規模では微力かもしれませんが、それでも子どもたちに環境問題について考え、行動する機会を提供することが重要であると考えています。今回の木育フェスもその一環であり、特に廃材アートコンテストは子どもたちが木に触れ、創造力を発揮する場となりました。

受賞作品の紹介



「廃材アートコンテスト」は、8月10日から9月8日までの期間で作品の募集が行われ、小学3年生以下と小学4年生以上の2部門に分かれてコンテストが実施されました。大工の経歴を持つタレントのユージさんも審査員として参加し、審査が行われました。

小学3年生以下のカテゴリーで栄冠に輝いたのは、森澤みうなさん(小3)の「恐竜」という作品です。この作品は背中の棘や首のつなぎ目が精巧に表現され、審査員からも高く評価されました。森澤さんは、自身の作品への思いを、「細かい部分までこだわりました。恐竜博士になりたいです」と語りました。

一方、小学4年生以上の部で金賞を受賞したのは、王ゆきさん(小4)の「ドリームハウス」です。この作品は細部にわたりリビングや階段が再現されており、特に不思議な屋根のデザインが評価されました。王さんは、「人と自然はもっと仲良くしたいという思いを込めています」とコメントしています。

新しい「ひらめき賞」設置



本年度のコンテストでは、新たに「ひらめき賞」が設けられ、独創性も重視されました。この賞には、神森衣月さんの「車みたいなカメラ」と北井陽翔さんの「みんなで演奏楽器」が選ばれました。神森さんの作品は色と形の組み合わせがユニークで美しいとされ、一方北井さんの作品は古い材木を楽器に変えるという斬新なアイデアが高く評価されました。

審査員の総評



各審査員からも高い評価を得たこのコンテスト。東京大学名誉教授の稲山正弘氏は、「木材を使って創作することが日本の木造文化を未来へとつなげることになる」と賞賛します。また、埼玉大学教育学部教授の浅田茂裕氏も「根気強く続けられる力が育まれることが希望につながる」と話しました。

企業の今後の展望



AQ Group代表の宮沢俊哉氏は、環境問題に対する取り組みを継続する意思を新たに表明し、未来を担う子どもたちが環境について考える機会を引き続き提供していくことを約束しました。持続可能な木材利用を通じて次世代育成にも寄与していくことが求められています。

未来を見据えた「木育フェス2024」は、子どもたちの感性や創造力を育む貴重な機会であり、今後も同様のイベントの開催が期待されます。


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会社情報

会社名
株式会社AQ Group
住所
東京都新宿区西新宿2-6-1新宿住友ビルディング34F
電話番号
03-6302-5001

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