江田島産オリーブオイルが世界的評価を獲得！地域の努力が実を結ぶ

江田島から世界へ！オリーブオイルの成功物語

広島県の小さな島、江田島市がまた一つの快挙を成し遂げました。昨年、イタリアで行われた国際オリーブオイルコンテストで総合2位を獲得した江田島産オリーブオイルが、今度は世界最大級のオリーブオイルコンテスト「ニューヨーク国際オリーブオイルコンペティション2020」にて金賞を受賞しました。この成果の背景には、地域住民の熱意と官民一体の取り組みがあります。

江田島市のオリーブ栽培の歴史

江田島市は、年間の降水量が少なく、日照が豊富なため、地中海性気候が特徴です。そのためオリーブの栽培に非常に適した土地と言えます。この地のオリーブ栽培は、平成22年度から始まり、地元の企業や市民が協力して行っています。この取り組みでは、市が苗木の助成を行うことで、地元の人々や企業がオリーブを育て、その収穫物を企業が買い取る形で広がっていきました。

そうした努力から生まれた『安芸の島の実江田島搾り』は、地域の人々が大切に育てたオリーブから作られたもので、その風味が高く評価され、今回の受賞へとつながったのです。

江田島オリーブファクトリーの魅力

受賞した江田島産のオリーブオイルは、江田島市の「江田島オリーブファクトリー」で購入可能です。この施設では、受賞商品だけでなく、様々なオリーブオイルや関連商品が取り揃えられており、訪れる人々にとって楽しい場所となっています。レストランでは、各種グルメメニューとともに自家製のオリーブオイルを味わうことができ、多くの観光客を引きつけています。

また、工場見学もできるため、タイミングが良ければオリーブオイルが製造される現場を間近で見ることもできます。新型コロナウイルスの影響により、長い自粛期間を経た後、ようやく営業を再開したばかりですが、今こそ地域の人々がオリーブ栽培を通じてつながりを強め、さらなる発展に向かっているのです。