新刊紹介:『完璧なリーダーをやめたら、人と組織が動き出した』
株式会社チームボックスが新たに発表した書籍、「完璧なリーダーをやめたら、人と組織が動き出した 成人発達理論によるオーセンティック・リーダーシップ」は、現代のリーダーシップに対する視点を変える一冊です。この本は2026年6月24日に株式会社日本能率協会マネジメントセンターより発売されます。
背景と目的
現在、世界はVUCA(不確実性の高い変化の速い環境)からBANI(もろく、不安定、非線形、不可解)という新たな時代に突入しています。このような状況下で求められるのは、正しい答えを示すのではなく、自分自身の軸を持ち、問いを立てられるリーダーです。著者の瀬田千恵子氏は、これらのリーダーが直面する課題に対して、成人発達理論を基にしたアプローチを提供しています。
本書の構成とテーマ
本書では、主人公の大石慧がIT企業のマネージャーとして成長する過程が描かれています。彼は完璧なリーダーであることを演じようとし続けた結果、自らの軸を見失い、目の前の課題に対して苦しむ様子が描かれています。この物語は、7章にわたる葛藤と対話を通じて、慧がどのように自分らしいリーダーシップを見つけていくのかを物語ります。
本書の特異な点は、物語の各章において、理論解説が附随しているところです。成人発達理論の権威である加藤洋平氏が、慧の行動の変化を解析し、ダイナミックスキル理論の観点から理解を深めさせます。これにより、読者は試練や成長の過程をただの物語としてではなく、実際のリーダーシップの発展として捉えることができるのです。
リーダーシップの成長のプロセス
成人発達理論では、人の成長を「点、線、面、立体」という視覚で捉えています。日常の小さな葛藤も、後になってみれば全体の中で意味を持つようになります。リーダーとしての視点が変わることにより、同じ出来事も異なる局面で評価が変わることが示されています。ここでの内面的な変化が、リーダーが他者に向けて発する言葉に真実性をもたらし、組織を活性化させる力になります。
悟りと成長の道をたどる慧の迷いや揺れは、決して弱さを示すものではありません。彼の経験を通じて示されるのは、自己変容の重要性です。「自分らしさ」は固定されたものではなく、経験を素直に受け入れ、何度も対話を重ねることで育まれるものです。
書籍情報
- - 書名:『完璧なリーダーをやめたら、人と組織が動き出した 成人発達理論によるオーセンティック・リーダーシップ』
- - 著者:瀬田 千恵子
- - 発売日:2026年6月24日
- - 定価:1,870円(税込)
- - 出版社:株式会社日本能率協会マネジメントセンター
- - 購入リンク:こちらから
著者プロフィール
瀬田千恵子は、多くの企業で人事・採用・人材育成に従事し、午後の立教大学大学院では経営学を専攻。チームボックスでは、リーダー育成において実績を上げており、各分野のリーダーに向けた活動を展開しています。
この書籍は、新たなリーダーシップの形を求めるビジネスパーソンにとって、実用的でありながら感情的にも共鳴する内容となっています。自らのリーダーシップを見つめ直し、自己成長の道を歩むきっかけとなる一冊です。