京都大学が留学生支援を目指しクラウドファンディングを開始

京都大学は、世界の優秀な留学生をターゲットにした支援プロジェクト、Kyoto iUP（Kyoto University International Undergraduate Program）のためのクラウドファンディングを開始しました。このプログラムは、海外から来た優秀な学生が日本で学ぶ機会を提供し、彼らが日本社会に貢献できる人材へと成長することを目指しています。

Kyoto iUPは、合計4.5年間の学部課程を持つプログラムで、その中には半年間の予備教育課程も含まれています。この予備教育では、特に日本語教育に力を入れ、学生が日本の学部課程にスムーズに馴染めるよう手助けします。Kyoto iUPの学生たちは、正規の日本人学生と同様のカリキュラムに参加し、交流を図りながら、日本語を学び、専門的な知識を習得していきます。

このプログラムは2018年にスタートし、これまでに世界14ヶ国から49名の留学生を受け入れています。入学者の中には、世界物理オリンピックの金メダリストや世界的な学力テストの上位者たちも含まれています。彼らは皆、日本で学ぶことに対する熱意を抱き、成長しようという大きな夢を持っています。

今回のクラウドファンディングでは、「日本の心と国際的な感性。日本で学び、羽ばたく留学生の後押しを」というプロジェクトタイトルのもと、727万円を目標に掲げています。この資金は、2021年10月からの予備教育課程に入学したKyoto iUP生の奨学金に利用される予定です。

プロジェクトは2022年2月14日から3月31日までの期間中、寄付金控除型で進められます。また、京都精華大学の学長ウスビ・サコ氏からは、応援メッセージも寄せられています。今回の活動を通じて、Kyoto iUPの思いに共感する新たなネットワークを築き上げ、私たちの活動をさらに広げていきたいと考えています。詳細な情報は、Kyoto iUPの公式ウェブサイトやプロジェクトページでも確認できます。日本における学びが未来のリーダーを育て、国際的な感性を持つ人材が輩出されることを期待しています。そんな夢を抱く学生たちの後押しに、ぜひ皆様のご支援をいただければと思います。