ドローン物流実験実施
2023-02-07 13:53:02

ロジクトロン、55kg運搬能力のドローン物流実証実験を実施

ロジクトロンが挑むドローン物流の未来



ロジクトロンは、最大積載量55kgを誇る産業用ドローンXYZ55を使用し、荒川下流部での物流実証実験を成功裏に終えました。この実験は、国土交通省の「河川上空を活用したドローン物流」実施の下、東京都内の人口集中地区で初めて行われたものです。

ドローンの役割と実験目的



この実験の主な目的は、災害発生時における緊急支援物資の迅速な運搬能力を確認することです。ロジクトロンは、林業や山間部の土木・建設現場での運搬業務に加え、ドローン測量や空撮など多岐にわたる事業を展開しています。今回の実験では、堀切緊急用船着場と墨田緊急用船着場間(約250m)の空間を飛行し、約230kgの支援物資の運搬を行いました。

実験の概要



実験は2023年1月20日、午前10時30分に開始。まず立入管理区画を設置し、12時から空荷によるテストフライトを実施。その後、13時過ぎから本飛行が始まり、バッテリー交換を挟みながらも、55分間で川幅250mの経路を9往復しました。運搬された支援物資は、リゾットやカップヌードル、水などの非常食で、計390点と68リットルの水が含まれていました。

実験中は騒音も測定され、高度15mの機体直下で110db、25m地点で80dbと、周囲の環境に与える影響も確認されました。これにより、東京都心での大型ドローンによる飛行の可能性が明らかになりました。

今後の展望



ロジクトロンは、今後も各自治体や行政機関と連携し、人とドローンが共生できる社会を目指す方針です。また、大型ドローン専用車両による災害協定の締結など、地域との協力関係構築に注力していく考えです。国土交通省の改正航空法によって、有人地帯での目視外飛行の実用化が進む中、その成果と実績を生かした新たな事業展開が期待されます。

まとめ



ロジクトロンの実証実験は、ドローン技術が持つ可能性を示す重要な一歩です。今後の進展が楽しみです。ロジクトロンが確立していくドローン物流の未来に、注目が集まることでしょう。

会社情報

会社名
株式会社ロジクトロン
住所
東京都練馬区石神井町8-20-7
電話番号
03-6876-7795

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。