OBCが新たに発表したリース会計識別クラウドとは
株式会社オービックビジネスコンサルタント(以下OBC)は、業務AX(AIトランスフォーメーション)を推進し、バックオフィスの生産性を革新するために新しいAIエージェントサービスを開発しました。その第一弾として発表されたのが、2027年4月から強制適用となる「新リース会計基準」に対応した『奉行AIエージェント 新リース会計識別クラウド』です。このクラウドサービスは2025年8月中旬から提供されます。
リース識別の自動化の重要性
新しいリース会計基準の導入にあたって、中堅・中小企業が直面する主な課題の一つが、契約書の内容からリースを正確に識別することです。これまで、従業員が手作業で行っていたこのプロセスは、時間がかかり、見落としや誤判定が生じるリスクがありました。OBCの新サービスは、AIの力を利用することで、そのような心配を軽減し、企業が安心して業務に取り組むための環境を提供しようとしているのです。
主な機能とその利便性
この新しいAIエージェントには、いくつかの特長的な機能があります。
1. 契約書のPDF自動識別
契約書を簡単にドラッグ&ドロップするだけで、AIが自動的にリースに関連する契約を識別します。これにより、「資産が特定されているか」「経済的利益を得る権利を有しているか」「資産の使用方法の指図権を有しているか」といった条件を基に、契約の解析を行います。
2. 識別根拠の条文表示
契約書からリース判定の根拠となる条文を抽出し、表示する機能も搭載。この機能により、会計士や税理士への問い合わせ時にも役立つ確かなエビデンスを提供します。
3. 固定資産管理システムとの連携
識別した契約情報はCSV形式で出力可能。これにより、既存の固定資産管理システムや『固定資産奉行V ERPクラウド』と連携させて、リース資産の登録業務の効率化を図れます。
利用者に優しい操作性
新サービスは、直感的な操作性にも配慮されています。特に、アカウント数の制限がなく、社内の全拠点や部署でスムーズに利用できる点が魅力です。さらに、『固定資産奉行V ERPクラウド』と併用することにより、新リース会計基準に基づく業務プロセス全体を効率的に運営することができます。
役立つ無料ショートデモ
OBCでは、興味を持つ企業向けに「無料ショートデモ」をオンラインで行っており、実際の業務プロセスを専門エージェントが解説しています。契約書を読み込む過程や、リース判定がなされたエビデンスの確認、固定資産管理システムへの導入まで、すべてを体験できます。対面方式で質疑応答も可能なため、具体的な疑問を解消することができます。
デモの詳細や申し込みは、OBCの特設ページから確認できます。興味のある方はぜひ参加してみてください。
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結論
OBCが発表した『奉行AIエージェント 新リース会計識別クラウド』は、中堅・中小企業にとって業務改善の強力な味方となることでしょう。AIの導入は業務効率を飛躍的に向上させ、安心して会計業務を進めることを可能にします。今後の展開が非常に楽しみです。