JR西日本ヴィアインが業務効率化に向け「バクラク」を導入

JR西日本ヴィアインが導入した業務効率化ツール「バクラク」

全国で25のホテルを展開する株式会社JR西日本ヴィアインが、経理業務や請求書処理を効率化するために業務クラウドサービス「バクラク」を導入しました。この取り組みは、同社の本社と各ホテルの拠点を結ぶ効率的な業務運営を狙ったものです。

バクラクとは？

「バクラク」は、経費精算や法人カード、請求書受取、稟議管理など、幅広い業務を効率化するためのクラウドサービスです。最先端のAIを組み込むことで、手入力の必要がほとんどなくなるため、従業員はコア業務に集中することが可能になります。このデジタル化により、業務フローの可視化や標準化を図り、インボイス制度や電子帳簿保存法への対応も容易に行えると期待されています。

導入の背景と期待効果

JR西日本ヴィアインは、経費精算や請求書処理のバックオフィス業務が手作業に依存していることを課題として抱えていました。紙やExcelを中心とした運用は、業務の遅延やコストの発生を招いていました。特に、複数部署が関わる業務では、手入力の負担や承認プロセスの遅延が頻繁に発生していました。

「バクラク」を導入することで、申請や請求書に対する対応が効率化され、例えばスマートフォンアプリを活用して高精度のAI-OCR機能を通じた自動入力が可能になりました。その結果、対応工数が大幅に削減され、管理者はリアルタイムで費目別の予算消化状況を把握できるようになりました。これによりコストコントロールがより簡単になります。

さらに、バクラク導入後は、インボイス制度や電子帳簿保存法の対応が自動で行える仕様であることも、高い評価を得ています。現場での小口現金の取り扱いを廃止するために、各ホテルの支配人には「バクラクビジネスカード」が配布され、業務が円滑に進むよう配慮されています。

実際の導入に当たってのコメント

株式会社JR西日本ヴィアインの経営企画部の塚本様は、バクラク導入前のワークフローが回覧や承認には対応していたものの、AI-OCRや会計ソフトとの連携機能が不足していたため、業務効率が上がらないという課題があったと考えています。そのため、業務負担を軽減できる便利な機能や使いやすいUIが魅力となり、「バクラク」の導入が決定されたとのことです。

企業としての成長に向け、業務効率化や統制の強化が期待されており、その結果、新たな付加価値を生むことが目指されています。