安八町の子どもたち
2025-12-10 11:20:50

安八町の子どもたちが世界のHEROへと成長する理由とは

安八町から世界へ、子どもたちの挑戦



2025年11月29日、岐阜県の安八町中央公民館大ホールで開催された『青少年健全育成講演会・シンポジウム』では、特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクトの代表、中村雄一氏が講演を行いました。今回のテーマは『誰一人取り残されない世界~安八町から世界へ発信~』。

安八町の小中学校と連携し、この1年間の学びを振り返りながら、子どもたちと地域の人々に人権の重要性を伝えた中村氏は、「人権はただ学ぶだけではなく、実際に行動に移すことでこそ力を持つ」というメッセージを強調しました。地域に根ざした教育が子どもたちの認識をどのように変えたのか、その様子を紹介します。

世界の現状を知る



講演では、南スーダンの洪水やコンゴ民主共和国の避難民キャンプ、カンボジアの地雷、シリアやルワンダの歴史的な紛争についての映像が流されました。中村氏は、これらの地域で日本の子どもたちと同世代の子どもたちが直面している危機的な状況を説明し、参加者に強烈なメッセージを伝えました。子どもたちは真剣に映像を見守り、戦争の恐怖を感じながら、「他国の人々がどれほど困難な状況にいるか、初めて実感した」という思いを述べました。

児童による学びの成果



この講演の中で大きなハイライトとなったのが、安八町立結小学校の子どもたちが自身の手で作成した「防災BOOK」と「防災バッグ」をステージに持ち寄る瞬間でした。子どもたちは、「私たちの知恵を形にして、世界の子どもたちの役に立ちたい」と願いを込め、具体的な行動に移しました。

具体的には、地域で発生する水災害や地震の歴史を調査し、自分たちにできる備えや防災知識をまとめた教材を制作しました。使用しなくなったランドセルを再利用した防災バッグや、新聞紙で作る防災スリッパなども子どもたちの発想から生まれました。これらは今後、なかよし学園が訪れるアフリカやアジアの学校で教材として活用される予定です。

地域全体での取り組み



安八町青少年育成町民会議として、このような活動が町全体での教育の一環になっていることが重要です。教員や地域住民が協力し、子どもたちが挑戦する姿を見守る体制が整いつつあります。教諭の安田圭右先生は、「目的が明確になることで、子どもたちの意欲が高まった。なんと嬉しいことか」と述べています。

自信を育む教育



中村氏が講演中に述べた「HEROは特別な存在ではない。君たちもHEROになれる」という言葉が、参加していた子どもたちの心に響きました。結小学校の校長、中野由美氏も教育の重要性を強調し、「『知る』『考える』『動く』が大切だと思っています」と語りました。

「知る」ことから始め、日常生活の中で周囲や自分の町の良さに目を向け、「考える」ことで具体的にできることを模索し、最後にそれを「動いてみる」ことが子どもたちの成長へと繋がっています。このような継続的な取り組みが、地域の教育環境をより良くしていくと期待されています。

結論



なかよし学園は、安八町の子どもたちにグローバルな教育の機会を提供し、未来を担う人材を育てています。「平和を願う側」から「平和を作る側」へと成長した子どもたちは、世界での自分たちの役割を真剣に考え、行動しています。安八町の教育現場が生むHEROたちは、今後も世界に向かって大きな一歩を踏み出すことでしょう。


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会社情報

会社名
特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクト
住所
千葉県松戸市小金原4-14-14
電話番号
047-704-9844

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