2027年卒学生のサマーインターンに関する期待と選考の実態
2023年6月に行われた「2027年卒の大学生および院生を対象としたサマーインターンに関するアンケート」が発表され、その結果、学生がインターンシップに何を期待し、どのような選考内容に苦戦しているかが明らかになりました。本調査は100名の有効回答を基に行われ、学生たちのリアルな声を反映しています。
インターンに対する主な期待
アンケートによると、27卒の学生たちが企業のサマーインターンに期待している主要な理由は、最も多くの割合で「企業の雰囲気を知りたい」というもので、約35.8%がこの回答を選びました。「早期選考など何らかの優遇」が26.6%で続き、「繋がりを作りたい」と答えた学生も17.3%にのぼりました。一方、インターンシップに対して「何も期待していない」と答えたのはわずか6.9%でした。
この結果は、学生がインターンシップを通じて企業文化や作業環境を理解し、自分に合った職場を見極めることを重視していることを示しています。過去の調査でもこの傾向は見られており、学生の期待が年々変わらないことがわかります。
選考があるインターンシップのエントリー
次に、選考が実施されるサマーインターンにエントリーしたかどうかの質問では、69%の学生が選考のあるインターンに申し込んだと回答しました。選考があるインターンシップは、通常、複数日間にわたり行われるため、参加を希望する学生は多く、これは企業人気に応じた動向と考えられます。
特に人気企業においては、たとえ短時間のオープンカンパニー形式のインターンシップでも選考が行われることが多く、学生たちがその期待に応えるために早期から準備を進めている様子が伺えます。
選考の難しさ
選考があるインターンにエントリーした69名の学生に対し、どの選考内容が一番難しかったかを問うと、最も多かったのが「WEBテスト」で28.4%でした。同じ割合の27%で「エントリーシート(ES)」と「グループディスカッション」が続きました。最も少ないのは「面接」との回答で17.7%でした。この結果から、WEBテストやESで選考に落ちることが多く、またグループディスカッションが特に難しいと感じる学生が多いことがわかります。
秋冬インターンへの意識
さらに、サマーインターンにエントリーした学生の65%が、秋冬インターンへの申し込みも検討していることが分かりました。企業や職種によっては夏にインターンシップを開催しない場合もあり、秋や冬に参加する意欲を持つ学生が増えているようです。
まとめ
本調査を通じて、2027年卒の学生がインターンシップに求めるものや彼らが直面している課題が浮き彫りになりました。優遇を目指す一方で、企業文化の理解を深めたいという気持ちが強い学生たちの姿が見受けられます。これからも株式会社Noah's arkでは、新卒の就活に関する様々な視点から調査を実施し、貴重な情報を提供していく予定です。
参考サイト
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