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資生堂ジャパンと神戸市ががん検診受診促進協定を締結

2025年10月8日、資生堂ジャパン株式会社と神戸市は「がん検診受診促進協定」を締結しました。この協定の目的は、がんの早期発見と早期治療を促進し、市民の健康的な生活を支えることです。協定により、両者は「神戸市がん検診受診促進協定要綱」に沿った取り組みを進めることになります。

背景

資生堂は1872年に創業し、長い歴史を通じて独自の研究成果を蓄積してきました。その成果を生かし、年齢や疾病、障がいに関わらず、様々な人々が自分らしく生きることを支援してきました。この取り組みは、1956年に戦争でやけどを負った方々を支えるために開発した「スポッツカバー」というファンデーションが起源です。

その後、資生堂は個人に合ったメイクを提案する「資生堂 ライフクオリティー メイクアップ」に取り組み、あざや傷あとに悩む人々の生活の質の向上に寄与してきました。2008年からは、がん治療による外見の変化に悩む方々の支援に力を入れ、スキンケアやメイクを通じて「外見ケア」の普及を図っています。これにより、「自分らしくありたい」という全ての人々の願いを美の力で実現することを目指しています。

連携協定の目的

神戸市は、がんに関する正しい知識の普及や検診の受診促進に努めており、この協定により資生堂と協力して市民への啓発活動を行います。具体的には、がん検診に関する情報発信や、がん患者とその家族の生活の質を向上させるために様々な取り組みを行うことを目指します。

具体的な取り組み内容

この連携においては、以下のような活動が計画されています。
1. リーフレットやポスターの配布：顧客窓口などでがん検診の受診を勧める資料を提供。
2. 啓発イベントの実施：市民向けにがん検診についてのイベントを開催。
3. 系列企業や取引先への勧奨：資生堂のネットワークを活用し、企業への啓発を図る。
4. 従業員への受診勧奨：社内でもがん検診の重要性を認識させるプログラムを実施。
5. その他の取り組み：がん検診受診に関するさまざまな積極的な活動を計画。

地方自治体との共同取り組み

資生堂は、これまでにも多くの地方自治体と連携し、地域課題の解決に向けた取り組みを進めてきました。最近では、山形市、栃木県、札幌市、埼玉県、宮城県との協定を締結した例があります。これらの活動を通じて、資生堂は「美の力」を活用し、誰もが自分らしく生きることができる社会の実現に貢献しています。

今後も資生堂は、地域と共に歩みながら、全ての人々の健康と美をサポートする活動をさらに推進していくことが期待されます。

関連リンク

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