化粧品研究の新たな展望
株式会社ソフィアリンクスが発行する化粧品研究専門誌「Cosmetic Science」の8月号が、2023年8月15日に新たに登場しました。本号では、最新の化粧品研究の成果を集約し、研究者や開発者に向けた貴重な情報を提供しています。
新コーナー「論文EyesOn」の導入
新たにスタートしたコーナー「論文EyesOn」では、国内外の著名な化粧品科学誌に掲載された研究成果を紹介します。第1弾として、公益財団法人コーセーコスメトロジー研究財団から提供された2つの論文が取り上げられています。これにより、読者は最新の研究動向を簡単に把握することができます。
特集テーマ「化粧品製剤の評価機器および評価法」
8月号の特集は、化粧品製剤の評価に必要な機器および評価方法に焦点を当てています。特に、以下の注目論文が掲載されています:
1.
「肌のうるおい感の視触覚物理量による評価とスキンケア基剤開発への応用」
株式会社資生堂の松森孝平氏らが執筆。肌の潤い感を物理的に評価する手法が解説されています。
2.
「化粧品開発における有用性評価の現状と戦略的アプローチ」
TOA株式会社の中井隆人氏による、化粧品開発の有用な評価方法についての分析。
3.
「シャンプー・トリートメントの処方開発における評価手法」
株式会社アリミノの田中二郎氏と柴田愛実氏の共同研究。
4.
「最新の分析手法を用いた化粧品製剤内部構造の可視化技術」
株式会社日産アークの飯田景子氏らによる技術解説。
5.
「毛髪構造ダメージの階層別評価とヘアケア製品開発への応用」
美研創新株式会社の曾海峰氏による研究。
6.
「ヒト皮膚の摩擦ダイナミクスと保湿効果」
山形大学の野々村美宗氏が、皮膚と保湿成分の相互作用を探ります。
7.
「質量分析法を利用した化粧品製剤の評価技術」
東京都立産業技術研究センターの石川雄樹氏による最新技術の紹介。
産学連携レポートと連載企画
今号では、産学協力によって生まれた成果を紹介するレポートも充実しています。オリザ油化株式会社といった複数の大学との連携による研究成果が、「信頼度の高い研究成果で他社との競争に打ち勝つ」というテーマで報告されています。
また、連載企画では、グローバル美容動向や日本の化粧品産業についての最新情報が提供され、業界の上層部や研究者の視点を垣間見ることができます。
今後の展望
次号予告として10月号の特集テーマは、「光老化の最前線」となっており、さらなる研究成果の発信が期待されます。化粧品業界に携わる方々にとって必読の情報が詰まったこの雑誌は、化粧品科学の発展に寄与することでしょう。
購読と広告掲載のご案内
「Cosmetic Science」の購読申し込みは、公式ウェブサイト(https://cosmetic-science.net/)から行えます。広告掲載に関する情報は、広告担当の加藤まで直接お問い合わせください。
企業情報
株式会社ソフィアリンクスは、東京都港区に本社を構え、2010年に設立されました。化粧品専門誌の発行を通じて、研究者と業界の架け橋となることを目指しています。
私たち「Cosmetic Science」は、購読者の皆様からのご愛顧を心よりお待ち申し上げております。