クリンスイハウスの魅力を探求
2021年7月20日、三重県多気町のVISONに新しくオープンした「クリンスイハウス」は、水を中心に地域の魅力を引き出すメディア型パビリオンとして注目を集めています。ここでは、地域の食文化や伝統、工芸品を切り口にした多彩な体験イベントや展示が用意され、訪れる人々に新たな暮らしのアイデアを提供しています。
“水の知恵”をテーマにした体験型コンテンツ
クリンスイハウスでは、地域の特産物を楽しむ「水の飲み比べ」や、地元の昆布屋「奥井海生堂」と共同で行うだし取りのワークショップなど、さまざまなイベントが定期的に開催される予定です。これらは単なる観光地としての楽しみを超えて、訪問者が生活の中での水の重要性について考えるきっかけとなることを目指しています。
Water Wall Galleryでの展示
併設されている「Water Wall Gallery」では“水のシナリオ”というテーマの下、日本の文化や歴史を探求する展示が行われています。第一回目の展示では「日本の食と慣習」を取り上げ、日本人と水との深い関わりを考察します。古くからの食文化や伝統がどのように水と結びついているのか、具体的な器や道具を通じて体感できる機会です。
祭事と自然の共生
展示の中では、紀伊山地の豊かな伏流水の恩恵を受けた三重県の食文化にも焦点が当てられます。日本古来の精神文化、特に自然崇拝や祈りの意味合いが強い「伊勢の習慣」なども紹介され、自然と共生してきた先人たちの知恵を現代にどう活かしていくかを問いかけます。これにより、訪問者は地域の自然について考え、またそれを大切にしていく意識を持つことが期待されます。
環境への配慮
クリンスイハウスは、使い捨てペットボトルのない環境を目指しています。そのため、VISON内の各所にはクリンスイのウォーターサーバーが設置されており、安心で美味しい水を提供しています。このような取り組みは、「コップ一杯の水をきれいに」という企業理念を実現させる一環として進められています。
様々な専門家の協力
展示やワークショップのキュレーションは、郷古隆洋氏とSwimsuit Departmentが手がけています。彼は、過去にユナイテッドアローズやランドスケーププロダクツでの経験を活かし、地域の特性を最大限に生かした企画を展開しています。また、クリエイティブディレクターの福田春美氏は、様々なプロジェクトのブランディングを担当し、文化的価値を高めるための活動を行っています。
施設情報
「クリンスイハウス」は、三重県多気郡多気町のVISONに位置し、訪れる人々に新しい発見と学びを提供しています。営業時間は10:00から18:00までで、定休日はありません。電話番号は0598-67-7887、詳しい情報は
公式ウェブサイトから閲覧できます。
地域の豊かさを感じ、持続可能な社会について考えるヒントを得るため、ぜひ一度クリンスイハウスを訪れてみてはいかがでしょうか。